最近、何かとはやりのグルテンフリー!!

意外と知られていないグルテンの性質に迫ります。

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・そもそもグルテンってなに?
 

グルテンとは、パンやピザ生地をふくらませたり、もちもちした食感、
麺にしこしこした歯ごたえを与えているのがグルテンになります。

しかし、グルテンは小麦粉の時点ではまだ存在していません!!
 

水を加えて捏ねる事で、小麦粉に含まれている、
性質の異なる2つのたんぱく質「グリアジン」「グルテニン」が結びついて「グルテン」になります。

日常的に私たちは多くのグルテンを食しています。
一般的なものとしてはパスタやうどん、ラーメン、餃子、そしてワンタン、中華まんの皮などがあります。

またシリアル、カレーやシチューのルーにも含まれています。


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・グルテンと脳の関係性そしてアレルギーについて
 

砂糖やアルコールが中毒性の高い食品だということは、よく知られていますが、
小麦粉に関しても同じような事が言えます。

それはグルテンが腸内で吸収される際に、ある一定の条件で神経毒性物質を生み出すことがあり、
それが脳の神経伝達に影響を与えるのでは、と考えられています。

続いてはアレルギーについてです。

小麦アレルギーはよく耳にしますが、
グルテンアレルギーは聞いた事がない人も多いのではないでしょうか?

なぜなら、グルテンアレルギーの症状は多岐にわたるため、
実はアレルギーを持っている人でも自覚がないことが多いようです。

グルテンアレルギーの症状として、腸内環境のバランスが乱れる事があります。
美味しさの上では欠かせないグルテンだが、実は体内に入ると、腸内環境の悪化につながります。

グルテンの分解酵素を持っていない人は、グルテンを摂取することで消化不良や便秘、下痢、
さらにはアレルギー反応を引き起こしてしまう可能性があります。

小麦粉のたんぱく質の約80%はグルテンが占めています。
グルテン含有量は、過去50~60年の度重なる品種改良によって増大しており、

さらにこの品種改良によって、グルテンが毒性をもったという点には、
世界中が大きな関心を寄せています。
 

事実、この半世紀、グルテンアレルギー患者は急増しています。
(米国では現在、20人に1人)


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・グルテンフリーが注目される理由

このようにグルテンフリーが人気を集めた背景には、
グルテンフリー食によって腸内環境が改善し、体全体の不調が改善したという報告があります。

裏を返せば、腸内環境が悪いと不調が起こりやすく、
そして腸内環境は、美肌やダイエットにも大きく関係していると考えられています。

「疲れやすい」「すぐにイライラする」「やる気が出ない」などの症状のある人は、
2週間~1か月のグルテンフリーの食事を試してみる事をオススメします。

不快な気持ちが解消されることが大いに期待できます。