紅菜苔とキャベツの豚ミンチスープ


中国湖北省武昌が主産地のアブラナ科アブラナ属の中国野菜「紅菜苔(コウサイタイ、ホンツァイタイ)=紫菜苔(ブーツァイタイ)」は「油菜心(ヨウツァイシン)」の仲間で、日本の菜の花と同様、つぼみがついた花茎を食用にします。茎が赤紫色になる品種で、改良品種「アスパラ菜(別名オータム・ポエム)」の元親でもあります。冬から早春にかけてが旬で、寒期ほど甘味がでて茎葉の赤色は濃く美味しくなりますが、加熱すると茎は緑色に変わります。栄養的には、葉の色が濃いわりにはカロテンが少なく、鉄分、亜鉛、銅などのミネラルに富みます。ビタミンCもかなり多く含まれますが、加熱により減少します。つぼみ、茎、葉のすべてを食べることができ、豚肉との相性が良いようです。

材料(三人分):紅菜苔230g(太い茎は約2cm幅の小口切り、ほかは約5cmに切る)、キャベツ5枚(250g)(ざく切り)、里芋3個(220g)(半切してから約2~3mmのスライス)、ネギ1本(33g)(白い茎の部分は約1cm幅の小口切り、ほかは微塵切り)、豚ミンチ260g、卵1個、昆布4g、かつおぶし削りぶし5g、唐辛子1本(微塵切り)、ニンニク1片(12g)(スライス)、秋ウコン粉末小さじ1杯、白味噌大さじ3杯、醤油小さじ1杯、日本酒大さじ2杯、黒胡椒少々、水6カップ (写真は一人分)

6カップに昆布を入れ、弱火でゆっくりと煮立たせ、一番ダシをとります。沸騰したら、昆布は取り去り、かつおぶし、唐辛子、ニンニク、里芋を加え、アクをとりながら弱火で煮て、アクが出なくなったら、秋ウコン、白味噌、醤油、日本酒を加え、少し煮たら、豚ミンチをネギの葉微塵切りと生卵と黒胡椒をまぜあわせたものを追加し、かき混ぜながら少し煮ます。最後に、紅菜苔、キャベツ、ネギの茎を加えて、少しだけ煮れば出来上がりです! 和風っぽさは全くありません! そして、紅菜苔のクセも感じずにすみます! 一風変わった美味しさです!


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