どうも( ^_^)/
土曜の夜はガッツリ野球を観ていた者です
AKB総選挙って言われても選挙権を持ってないので、というか買って無いので 笑
選挙権を金で買うって新しいですよね―――よし、ここらへんでやめとこうか
邦楽ロック好きな俺みたいな人間からすればアイドルは永遠の仮想敵、興味は無くとも無視はできない、ゴールデンタイム4時間ぶち抜きされれば嫌でも情報は入りますし、こうしてブログにも書いてしまうわけです
でも今回のメインは自発的に取りに行かなきゃスルーされる情報、気が付きゃ日蔭者というか曇天のロック業界で容赦ない土砂降りを食らいながらぶら下げられている、雨ざらしのてるてる坊主
そう、amazarashiのライブに行くのです
最近の邦楽ロックで、これさえ言っときゃ通ぶれるフレーズの一つが「amazarashiのライブに行け」です
顔出し無しの音源リリースとMV公開のみで活動していた彼らのライブも、ステージ前方に幕を張って姿の全貌を窺えないようにした上で、バンド演奏と映像を畳み掛けるというもの
「その手があったか!」という驚きと、ライブ自体の完成度の高さが一部界隈で話題になっているのです
映像と音楽を同時に観ることがスタンダードになってきて久しい中、最先端を行っていると思われるamazarashiに突撃してきました
amazarashi TOUR 2013 『ねぇママ あなたの言うとおり』in 名古屋クラブダイヤモンドホール
会場設営トラブルで会場時間がズレたり、並んでいる列の途中で俺が誰かが落としたチケットを拾ったりということもありながら、大きな混乱も無く開演(落とした人は無事入れた模様)
ミニマルなサウンドのSEが終わり会場が消灯されると、観客と演者を遮る幕は上がることなく、『ねぇママ~』に収録されたポエトリリーディング曲『僕は盗む』が始まりました
そして、ライブハウスはさながら映画館へと変貌する
『僕は盗む』が終わり、YKBXが制作した『ジュブナイル』の映像に乗って同曲が演奏されていくのを見ながら、ため息が漏れました、「こりゃ凄いな」って
映像と音楽の素晴らしい融合、『ラブソング』『アノミー』『夏を待っていました』などの名曲名MVが惜しげも無く歌い映され、『風に流離い』では切迫した文字で表された歌詞演出、『つじつま合わせに生まれた僕等』『性善説』の映像演出は鳥肌モノでした
ギター二本・ベース・ドラム・キーボードのシンプルな五人編成でならされるバンドサウンドもダイナミック(amazarashi自体のメンバーはVo&Gt.秋田さんとKey.豊川さんの二人)、秋田さんの野太く熱っぽい歌声を盛り上げるバンドアンサンブルでした
曲間の拍手以外、オーディエンスからの働きかけは一切無い、そう書いてしまうとピンと張り詰めた雰囲気を想像してしまいがちですがそうではない
皆が「秋田ひろむの歌を邪魔してはいけない」という意識が、「彼からの言葉を聴き漏らしたくない」という欲望が、とても自然に共有されるのです
たった一つの弱点というのがしっかりと詰められた演出故の『遊びの無さ』
「そういう不器用さや演出が洗練されているのが良いんじゃないか」もちろんそうなんですが、いつか、たった一回で良いからあの半透明な幕がせり上がっていく瞬間を夢見てしまう
ラジオや、夏フェスのライジングサンに出演したりといった外向きの活動も活発になってきた、その日は遠いようで近いのかも知れない
ならば、amazarashiのそれは、今観ておかなくてはいけないライブです
では、秋田さんのMCで語られた言葉を紹介して終わりにします
―――『ねぇママ あなたの言うとおり』は人と関わることで変わっていく価値観というのがテーマになっていて、今回の短いツアーでも色々な人と出逢うことができました
その経験を青森に持って帰って、また良い曲作ります
ありがとうございました―――