登山家の栗城史多
さんの講演会「一歩を超える勇気」を聴きに行ってきました。
彼は言います「人はみんな見えない山を登っている」と。
栗城さんは1982年北海道生まれの現在30歳。
高校卒業後に上京しますが、夢と現実のギャップに戸惑い、
1年間のフリータ、ニート生活の後、北海道に戻ります。
大学進学後に付き合っていた彼女(登山が趣味)にふられ、
「彼女の見ている景色を見てみたい」
という未練(笑)から登山を始められたそうです。
2004年(22歳)には初の海外旅行で北米大陸最高峰の「マッキンリー」の
単独登頂に成功。2005年には南米最高峰の「アコンカグア」(ポーランド氷河)に
単独登頂。8000m峰3座と7大陸最高峰の内6大陸を単独で登っています。
(HP参照)
その後、無酸素登頂や登山の動画配信を始め、
2008年からはエベレストの生中継登山のプロジェクトを立ち上げています。
私は2年前に体調を崩して、寝ていることが多かった時期に
栗城さんの存在をTwitterで知りました。
よく布団の中で、彼の「今、登ってます!」とか
「やりました」「ありがとう!」とかのつぶやきを読んでました。
自分が布団の中でもぞもぞしている、
同じこの瞬間に、どこか遠くの外国の山を登っている人がいる。
命を燃やすように、泣きながら登っている人がいる。
私は想像しました。
雪山を、凍てつく風を、彼の孤独を。
その瞬間は狭い部屋ではなく遠い山の空気を感じられました。
一人じゃないって思えた。
心の部屋の空気を入れ替えたような感じでした。
だから栗城さんにお会いしてみたかったのです。
お礼が言いたかった。
リアル栗城さんの第一印象は「あれ、小さい・・・」でした 笑
あんなに高い山を登り、あんなにすごいことをしてきた人だから、
もっと大きい人だと勝手にイメージしていたのですね。
外国では「小学生の日本人が登山しているらしい」と言われ、
傷ついたそうです 笑
彼は講演会で、
「諦めないことが僕の最大の強みです。でも執着はしない。」
とおっしゃいました。
「失敗も成功もない。チャレンジする、それを支え合う仲間がいる。」
「苦しみには3つ特徴がある。
1、戦っても勝てない
2、逃げても追いかけてくる
3、苦しんだ分だけ喜びが大きい。」
「だからいいことも悪いこともすべてに感謝なのです。」
口調は穏やかで、じんわり心に染み込んできました。
彼は昨年凍傷になりました。
普通なら指を切るほどの重症ですが、
「指が僕の命を守ってくれたから、今度は僕が指を守るんです。」と、
諦めずに治療を続け、最近とても回復してきているんですって!
良かった!指達、頑張っているだね。ありがとう!
「十回口にすると「叶う」という字になります。夢を口に出せば叶います。」
「でも十一回いうと「吐く」になります。言い過ぎてもいけません 笑
また-(マイナス)を足しても「吐く」になります。」
なるほど~メモメモ・・・
私も夢を口に出そうと思いました。
「子供が安心して遊べる、過ごせる空間を作るっ!」
奇しくも今日3月18日は「サイヤ人の日」☆
みんな~おらにちからをかしてくれ~うおぉー★
私の山はどこまで続いているのかな。
今年に入ってから新しい山を登っている感じ。
泣いたり笑ったり、転んだり、鼻唄歌ったりしながら登っていこう。
小さくて素朴な雰囲気の青年は、
そこにいらっしゃるだけで、一歩を踏み出す大きな勇気をくれました。
まさしく栗城トリック!
まんまと罠にかかったぜい◎
「くりきとりっく」って反対から読んでも「くりきとりっく」・・・・
にはならないのでした~惜しい~