WBCが盛り上がってきています。
でもこれは日本や韓国に限ったことでアメリカではそうではない。とアメリカ人のスポーツコメンテイターがテレビで話していました。
むしろこの盛り上がりには空しささえ感じる・・と。
メジャーリーグが一番で、世界一を決めるのはワールドシリーズだけだとも。
何を言ってるんだコノヤローと思いましたね!
でもわかります。
アメリカ人はここのところ「感動する」ということを忘れてしまっているのだと思います。
自己の利益のため金銭的な成功のみを追い求めた結果のひずみがここのところのアメリカの衰退と失敗を象徴していると思うのですが、スポーツも肥大化したビジネスの一部になってしまい感動を呼ぶ純粋な気持ちさえ奪ってしまっているとも想っています。
そろそろ現在のメジャーリーグを含めたスポーツビジネス自体も衰退していくのではと想っています。
日本も前回のWBCで韓国に敗れ、ほぼリーグ戦敗退という道が決まりかけていました。でもアメリカが韓国、メキシコに敗れたおかげで生き残り、敗者復活同様のかたちで決勝まで進出し、そして優勝を果たした。
こういった経緯があったからこそ日本中が感動し、今回の盛り上がりにつながっている。
これがすんなり優勝していたとしたらこんなに盛り上がってはいないでしょう。
証拠に前回のWBC予選では観客席は結構ガラガラでしたが、今回は壮行試合のオーストラリア戦でさえ超満員です。
もしも選手も含め、開催者、審判などのアメリカがこのWBCをなめていたとしたら、手を抜いていたとしたらこんな不幸はありません。
時間は限られています。このとき、この一瞬に自分の持っているものをかける。大切な時に懇親の力を込めて臨む。
勝負強い人はジャンケンや練習時などちょっとしたことでもムキになり勝ちに来ます。そうでないと本番でも決して勝てないのだと思います。手を抜いていたら絶対に本番では勝てない。前回のアメリカがそうでした。
アメリカという国は以前はこうでは無かったと思います。勝ちにきていました。でも今ではリーグ戦のためWBC辞退、などの選手が多くいます(日本人でも一部いますが)。
金銭抜きの純粋な感動を味わえる機会を自ら絶っているとしか思えません。
日本は純粋な感動を得ることができて幸せでした。
アメリカも早く気づいて本来の姿に戻って欲しいと想っています。そしてWBCでは日本同様、本気のアメリカが見たいと思います。
追伸:野球好きの戯言でスミマセン!