井上雄彦からBLまで内田樹初マンガ論集「街場のマンガ論」 | ★腐ったコスプレイヤーBLoG★

井上雄彦からBLまで内田樹初マンガ論集「街場のマンガ論」

「日本辺境論」での2010年度新書大賞受賞など、第一線で活躍する論者・内田樹のマンガ論集「街場のマンガ論」が、小学館クリエイティブから発売された。

「街場のマンガ論」は、ブログ「内田樹の研究室」のテキストを中心に、これまで各媒体で内田が綴ったマンガ論をまとめたもの。「バガボンド」から教育の本質を見出す「井上雄彦論」からはじまり、言語論からマンガを語る「マンガと日本語」や「少女マンガ論」「オタク論・ボーイズラブ論」「宮崎駿論」など切り口は様々。養老孟司との対談「戦後漫画家論 戦後漫画は手塚治虫から始まった」も収録している。

「エースをねらえ!」から「天然コケッコー」「動物のお医者さん」「風と木の詩」「今日から俺は!!」など、マンガ読みとして幅広いジャンルを横断する内田が、マンガから学んだこととは。単なる作品論に留まらず、文化論・文明論を展開させる様は内田ならでは。既存のマンガ論に一石を投じる期待作だ。

「街場のマンガ論」

第一章・井上雄彦論井上雄彦の天才性について天才バガボンド『バガボンド』一気読み「にょろにょろ」の教育的機能井上雄彦さんの仕事場を訪ねる第二章 マンガと日本語日本語って変かもショコラ・リパブリック言語論擬態語についてベストセラータイトルの音韻について第三章 少女マンガ論少女マンガ・リテラシーと元少女おじさん少女マンガの記号論女は「三界」を遍歴する第四章 オタク論・ボーイズラブ論ノン・コレクターSFから「オタク」へボーイズラブとエロス反米ナショナリズムとしての少年愛マンガ第五章・宮崎駿論足元を見よ『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』の厚み老いの手柄「空飛ぶ少女」のために第六章・マンガ断想アメコミに見るアメリカのセルフイメージ大学マンガを読む『スピリッツ』療法コピーライトについて「プロの物書き」にちょっと駁すパイレーツ・オブ・チャイナジュンク堂と沈黙交易『エースをねらえ!』に学ぶ『エースをねらえ!』にさらに学ぶ第七章 戦後漫画家論——戦後漫画は手塚治虫からはじまった対談・内田樹 養老孟司(司会・菊池史彦)あとがき作家紹介一覧作品紹介一覧

(引用 コミックナタリー)

何だか面白そうな雰囲気・・・

街場のマンガ論/内田 樹

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