送り火 | 鶯梅院 住職のブログ

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岡山市東区鶯梅院の住職のブログ

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今日は、お盆も終わりかかりの15日。
岡山の大半の地域では、仏送りをいたします。

夜8時30分くらいに、今日最後のお宅のお盆参りを理杏尼と一緒に終え、夕食をとり、夕勤行を終えた後、送り火を焚きました。

皆さん、無事にお浄土へ帰っていただきたく思います。

今年も12日〜15日のお寺での合同お盆法要にたくさんの方に来ていただけました。それと同時に、お寺もザワザワと騒がしい感じがして、目には見えない方々も多数おいでのようでした。

日本中が祈り一色に包まれる聖なる時。
生者のみならず、数多の霊魂と共に日々を過ごす期間がもうすぐ終わろうとしています。

我等の日常も、たくさんの目には見えない力に支えられています。
我等を助け支えて下さる、諸々の霊魂に感謝いたします。
そして、全ての魂が平安でありますように。

今年のお盆の棚経は、持病の蓄膿がかなりキツく、暑さも相まって、これまでで体力的に一番キツいものになりました。
もはや体力の下落は気合でどうにかなるようなレベルでは無く、仕事・お勤めのあり方を根本から考え直す時に来ているように思いました。

 こんな時に、二人の尼僧がお盆デビューし、檀信徒の皆様に暖かく迎えていただけました事は、住職として誠に有難く思います。
 お盆の棚経というものは、誠に格別な修行であります。
 一軒一軒の檀信徒の皆様から、また、お仏壇の仏様から、たくさんのお力を我々僧侶をいただきます。そのお力が我々の糧になっていきます。
「僧侶は信徒が育成するもの」
という言葉がありますが、その言葉を毎年この時期噛み締めています。

住職と二人の尼僧に、たくさんの成長の糧を与えていただき、檀信徒の皆様方に深く感謝いたします。