大師講 | 鶯梅院 住職のブログ

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毎月21日は、弘法大師さまのご縁日。鶯梅院では、毎月この日に「大師講」を行い、全ての生き物と全ての霊魂の平安を祈らせていただいています。

僧侶による読経の後は、般若心経一巻・大師宝号108回みんなでお唱えいただきました。
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祈りの後は、住職の話。
仏教では、「死後の世界」というものを、いかにとらえてきたか、という事を簡略にお伝えさせていただきました。

生命が現世を去り、次の世界に生まれ変わるまでの中陰49日の間、どんな行程をたどるのか。
閻魔大王をはじめとする、十王の審判をいかにくぐり抜けていくのか。そのために出来る事は何なのか、という事をお話させていただきました。

今日お話させていただきましたのは、伝統的・古典的な日本人の死生観でした。おそらくは、我々の潜在意識の奥深くに刻み込まれてあろうものです。
今日お話させていただきました事は、伝統的な仏教教義でありますが、一人一人の人の心の奥、無意識の層にある、心像をなぞっていく作業になれば良いなあ、と思います。

 死後の世界、と申しますが、それは死後の世界であると同時に生者にとっての、無意識の世界、と言い換えても良いと思います。
死後の世界や、輪廻を考える事で、今の生がより深く、広いものになっていけば、と思います。

チベット死者の書を読むグループや、ヘミシンクをされてる方々がされているのも、おそらくそういう事なのだろうと思います。

お話の後は、皆で桃に舌鼓を打ちました。ご寄進下さいました、宮本さま、ありがとうございました!
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また、今回は、岡山市福富中の「カフェむすひ」さまが、出張寺カフェをして下さいました!
冷抹茶、本当に美味しかったです。ありがとうございました!