夏休み | One day diary...




















































夏休みはゆっくりしようと思っていたのだけど...

先日、「富士山におやじと登ろうと思うんだけど?」と、弟から電話がありました。
山登りの経験がない父と弟が急遽富士山に登るということで、しかも長く険しい御殿場ルート
ということで、悩んだ結果一緒に行くことにしました。

本当は誘われた瞬間に決めていたんだけど。

でも、なんていうか、心の準備に少しだけ時間がかかったのです。
山登りをしていると、気力、体力的なことなど、自分に負けそうになるときがあります。
天候など、自分の力ではどうしようもないことにも対峙しなければならないときもあります。
一人で登るときは辛く苦しいこともだいたいは我慢できるのだけど、大丈夫かな...
と、参加すると決めてからもすごく不安だったのです。

実際、登り始めてから不安が的中して、もやがでて、雨がふってきて視界不良になったり
風がおそろしく強くなって、強風に飛ばされてしまうほどに天候が荒れたので下山も考えた
のだけど、先頭を歩く弟は。「やばいな、いっつもこんな苦行してんの?」とか言いながらも
どこかそれを楽しんでいるふうで、父は父で「おとうさんはこれくらい平気やわ」とかぜえぜえ
してるのにそんな強がりを言っている姿をみて、行く前は、とても大変なことになるぞと覚悟していましたが、そんな弱気な気持ちになってた自分が少し恥ずかしかったです。

本当は大変だったのだから、苦しいこともあったと思うのだけど
悪天候にもめげず、歯を食いしばり、家族でいたわり、ときに冗談を言い合いながら支え合い
三人そろって登頂し、無事下山することができたときは安堵とともに深い感動がありました。

弟が星をとりたいということで、兄弟そろって三脚担いで登ったのだけど
残念ながら使えなかったし、山頂でもずっと悪天候だったので景色は見えなかったけれど
宿泊した赤岩八号館では雲海と綺麗な夕陽を観ることができました。
それから、下山時、雨上がりの空に綺麗な虹を見つけたときは感動して
いろいろあったけど、本当に来てよかったなと思いました。

歩きながらいろいろなことを考えていました。
母が健在のときは家族そろって旅行に行くことが難しかったのだけど
母が亡くなって、このような経験ができるようになったのは複雑だけど
でも、きっと母も喜んでいると思います。

ここのところずっと文章を書けなくて、言いたいこともうまく言えなかったのだけど
これからも辛く大変なことがいっぱいあると思うけど、助け合い、支え合って歩いて行ける。
そんな気がした夏休みの出来事でした。

ありがとう。




















Apple CM「Misunderstood」

以前アップした動画が、エミー賞のようです!

なんか最後こじつけみたいであれなんだけど、とても好きです。