こんにちは!!
本日ブログ担当のあづまです。

昨日3/23(土)、大阪府豊中のすてっぷホールにて、国立病院機構 刀根山病院の主催による「肺がん治療の今」という公開講座が開かれました。
その講座終盤の10分間を頂いて、今回「アンサンブル・おっとっと」によるミニコンサート「ブーケ2すてきな春にブーケ2」に出演させて頂きました。
なお、「アンサンブル・おっとっと」としては、コンサート出演という形での活動は今回が初めてとなります音譜

肺がんをテーマとしたこの公開講座では、治療法、食事や緩和ケア、患者さんご本人やご家族の心のケアなどの様々な切り口を通して、肺がんに向き合う方々の生の声を、多く聞くことができました。
普段、肺がんという病気の現実から離れた場所に生きている者にとって、当事者である講師の先生方や患者さん、そのご家族の方々の現実と、そこから生まれる言葉は非常にシビアなものでした。
その中で、音楽家として10分という時間を預かることに、音楽を作り上げる上で感じるそれとは別の恐さを、実は感じていました。


プログラムは〈おぼろ月夜〉や〈すてきな春に〉、〈からたちの花〉、〈花は咲く〉などの、「春」と「花」をテーマにしたもの。
「春」のぬくもりや「花」がお客様の中に喚起する記憶や色を、演奏を通して逆に教えられるようでした。
お客様の温かな拍手や表情、病院側のスタッフの方のお言葉を通して、音楽がもつ力の大きさと、そしてそれを扱う音楽家の責任の重さを、改めて強く感じました。


今回のコンサート出演の機会を与えて下さった刀根山病院の皆さま、NPO法人「ほたる工房」さま、舞台進行にあたってサポート下さった方々全てに、この場をかりてお礼申し上げたいと思います。



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