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映画よりも昔のテレビドラマで見たい作品がいっぱいありますテレビ

その筆頭としてはテレビ朝日の看板番組土曜ワイド劇場の過去の作品ですスポットライト

かつての土曜ワイド劇場は江戸川乱歩の美女シリーズが人気を誇るようにネクタイ*

猟奇趣味とエロスが融合した華麗なサスペンス・ミステリーの傑作を数多く放送していましたサスペリア

中でも僕がもっとも見たくてたまらない土曜ワイド劇場の推理ドラマは蛾

戦前の日本で本格推理小説の可能性を模索した浜尾四郎の代表作2作を映像化した名作ドラマと評価が高いムード4-1

『昭和7年の姦通殺人鬼・血に染まった函館』(原作「殺人鬼」 1980年12月20日放送)
『昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流氷』(原作「鉄鎖殺人事件」 1981年10月24日放送)
の2作品です血

探偵役を演じたのは現在の片岡仁左衛門こと片岡孝夫スポットライト
前者では仲谷昇が、後者では松尾嘉代が、俳優生命の限界に挑むような怪演を披露しているとかドクロ

ご覧になられた方の感想を下にご紹介しておきます↓

ところで、『殺人鬼』と『鉄鎖殺人事件』の2作品は、どちらも土曜ワイド劇場で映像化されています。『殺人鬼』は『昭和7年の姦通殺人鬼』、『鉄鎖殺人事件』は『昭和7年の血縁殺人鬼』というおどろおどろしいタイトルに変えられ、脚色がなされているのですが、これがなかなか見事だった記憶があります。
(引用者註:「鉄鎖殺人事件」の原作ではタイトルにある「鉄鎖」は事件とあまり関係がないが、ドラマ化された『昭和7年の血縁殺人鬼』では)こじつけたような“鉄鎖”の扱いが納得できるようになっていただけでなく、原作にはない非常にきわどい描写があって、それが犯人の正体を象徴しているのです。
ただ、この描写はちょっと残酷で、肉体的な痛さを想起させるものであるため、今となっては再放映は難しいかもしれません。

以上、http://textsmith.at.webry.info/200708/article_29.htmlより引用。

当時の土曜ワイド劇場の乱歩ものなど見ると、この時期のテレビドラマの水準がテレビ
いかに高かったかわかるので、浜尾四郎の二作品もすばらしい出来栄えなのでしょうヒッチ

この時期の土曜ワイド劇場は西洋ミステリの映像化にも熱心でヒゲ
とくにカトリーヌ・アルレーの悪女ものスリラーは頻繁にドラマ化していますカチンコ

『黒衣の天使・殺しは女の商売』(1978年)
『女の決闘・濡れた瞳は殺しのサイン』(1979年)
 ※これら2作では山本陽子夏純子が悪女の冷血さを競い合う(原作は、前者が「二千万ドルと鰯一匹」で後者が「目には目を」)化粧品

『華麗な殺しの三重奏・決闘の女』(1980年)
 ※岸田今日子関根恵子が生命を賭けた女の戦いを繰り広げる(原作は「泣くなメルフィー」)makovv

『女相続人の華やかな斗いビックリマーク 看護婦が仕組んだ注射殺人 婚姻届は知っている……』(1985年)
 ※松尾嘉代夏木マリが殺しのゲームに溺れてゆく(原作は「二千万ドルと鰯一匹」)ドクロ

『化けた花嫁・財産乗っ取り計画』(1980年)
 ※山本陽子が事故死した富豪の令嬢に成りすまして財産乗っ取りをたくらむ悪女を演じる(原作は「黄金の檻」)オペラ座の怪人

『豪華ヨットの花嫁 500億財産を乗っ取れるか!? “車椅子に死体をのせて…”』(1984年)
 ※アルレーの最高傑作「わらの女」のドラマ化。ヒロインに山本陽子、共演に加藤治子、三國連太郎、井川比佐志、山形勲と豪華幕

『女相続人のさけび・死体銀行!? 私の死体がここにある…』(1984年)
 ※死体銀行というSF的なテーマをアルレーが描いた異色スリラーのドラマ化(原作は「死体銀行」)ガイコツ

などなど、土曜ワイド劇場で1980年代に放送されたカトリーヌ・アルレー原作のスリラーはキャストも豪華でぜひ見てみたいですテレビ

さらに土曜ワイド劇場では1981年に、コーネル・ウールリッチの名作「喪服のランデヴー」をドラマ化しています黒いドレス

『純愛連続殺人(1) 血塗られたウェディングドレス 』というタイトルで、主演は金田賢一花嫁

菊地秀行によると、このドラマがなかなかの傑作だったとのことですヒッチ

僕はコーネル・ウールリッチ=ウィリアム・アイリッシュが大好きなのですがハート
映像化作品と言うと満足させられた作品が一本もありませんくま
1981年の土曜ワイド劇場で、ほんとうにそんな素晴らしいウールリッチのドラマ化ができたのでしょうかはてなマーク
「金田賢一にとって一世一代の名演技だった」と菊地秀行が評価するドラマを、いつか自分の目で確かめてみたいです炎

土曜ワイド劇場では、円谷プロ製作の特撮を駆使した怪奇ホラードラマも放送しました?
該当作品は以下の通りコレ

『怪奇!巨大蜘蛛の館 復讐を決意した姉の前に現れるクモは妹のすすり泣く怨霊か』(1978年)
 ※恐怖劇場アンバランス「蜘蛛の女」リメイク
『白い手 美しい手 呪いの手』(1979年)
 ※恐怖劇場アンバランス「墓場から呪いの手」リメイク
『怨霊!あざ笑う人形 危険な未亡人』(1980年)
『怪奇!金色の眼の少女』(1980年)
『呪いのマネキン人形』(1984年)
『眼の中の悪魔』(1984年)

この中で有名なのは岸田森が死者に復讐される殺人者を演じたドクロ
『白い手 美しい手 呪いの手』(1979)でしょう手
殺されてバラバラにされた女の手が恨みをこめて這いずりまわるという血
「恐怖劇場アンバランス」エピソードのリメイクですこんばんは

個人的にいちばん観てみたいと熱望しているのは星に願いを
『呪いのマネキン人形』(1984年)ですダッフィー
詳細は不明ながら「女性を殺したマネキン師が死体をマネキンに塗り込めて隠しせまい
そのマネキンが動き出して人を殺すという話」で「殺された人は体の一部を切り取られて血痕
最終的にはマネキンが人間になっていく」という、かなり私好みの内容らしいです黒猫

その他に見たくても観られないドラマは、以前にも書きましたがテレビ
フジテレビの「日曜恐怖シリーズ」(1978~1979年)やムード4-1
テレビ東京の「江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎」(1970年)といったドラマが観たくてたまらないですせまい
いずれもエロスと猟奇趣味と異常心理を、1970年代的サイケな映像感覚でドラマ化したカルト的番組だそうですサスペリア

あと、丹波哲郎主演のドラマ『ジキルとハイド』(1969年製作、1973年放送)も観てみたいですドリンク剤
ジキル博士とハイド氏の現代版を演じる丹波哲郎の壮絶な怪演ガイコツ
暴力とエロスを1960年代的サイケな前衛的な手法で描き上げた五社英雄の演出ミラーボール
丹波哲郎の『ジキルとハイド』は幻の名作恐怖ドラマとして高く評価されていますテレビ

ドラマではありませんが、円谷プロ製作の恐怖テレビ番組として名高いのがウルトラマン
1980年代のフジテレビの深夜3時に放送された5分枠のホラー・ショートショートブラックボックス
『AM3:00の恐怖』という番組も全部見てみたいですムード4-1
一話5分枠の短いショートショートで、ハンス・ベルメールみたいな陰鬱な絵を延々映しながらドクロ
声優のナレーション・会話のみで怪奇ストーリーをナレーションしていく、前衛的な恐怖番組ですブラックボックス

YouTubeで1話だけ動画を見ましたが、なかなか緊張感がある展開と後味の悪いラストにサスペリア
けっこうゾクッときましたので、下に動画を貼っておきますコレ


キラキラ矢印『AM3:00の恐怖』より「赤い花」

こういう後味悪いモノキラキラ矢印、何も知らずにうっかり深夜に見てしまったら強烈ですよね~クロウビー5
TBSラジオの「夜のミステリー」あたりに通じるブラックな味わいが後を引きますクロウビー8

そしてホラーではなくお色気番組で、非常に観たいのがハート


キラキラ矢印『オールナイトフジ』お目当てのコーナーは3分25秒あたりから

フジテレビの深夜に放送していた『オールナイトフジ』の人気コーナーフジTV
「あなたのパ ン ツ見せて下さいビックリマークが見たくて見たくてたまらないですハードゲイ

これについては後日ちょっとだけ詳しく触れる予定ですがハート
簡単に言うと女性が男性のパ ン ツを見せてもらう企画ですハードゲイ


1970~1980年代は、映画よりもテレビドラマの質が非常に高かったようですねテレビ

個人的に日本映画はサスペンス・ミステリーが不毛という印象が強いのですが↓↓
テレビドラマでは非常に質の高いサスペンスが数多く製作されていたことを知りましたヒッチ

今後は映画よりもテレビドラマの旧作品に目を向けていきたいと思っていますテレビ