ブログネタ:子供の頃、夢中で読んだ絵本は? 参加中
本文はここから
絵本ではないんですが大好きな児童文学は
ポール・ギャリコの『ハリスおばさんパリへ行く』です
読み終えて涙が止まらなくなった本です
ロンドンに住む貧しい家政婦のハリスおばさんは
ある日たまたま仕事先の奥様に見せられた
ディオールのドレスに心を奪われます
自分には似合わないと解っていても
あの美しいドレスが欲しい
着ることは出来なくてもタンスの中に仕舞って置いて
たまに眺めるだけでいい
その日からハリスおばさんはこつこつお金を貯めて
パリへ行ってディオールのドレスを買う資金を作ります
3年間もかけてこつこつ貯金を続け
パリ旅行の願いがかなったハリスおばさんですが
貧しい身なりのおばあさんが
ディオールのドレスを欲しがるのを
呆れた目で見る人が少なくありません
ハリスおばさんが憧れのドレスを手に入れるには
次々とアクシデントが立ちはだかります
それでもハリスおばさんは持ち前の明るい性格で
出逢った人たちを魅了して行きます
例えどんなに冷たい仕打ちを受けても
恨み言は何一つ口にしないハリスおばさんの
凛々しく誇り高い生き方が胸を打ちます
人生で本当に大切なものは何か
考えさせてくれるお話です
単純な「良いお話」にせずに
人間のずるさや冷たさもしっかり描いていて
だからこそ人間を愛するハリスおばさんの
暖かい人柄が深い感動を呼ぶのです
貧しいおばあちゃんには不釣り合いだと解っていても
「美しい物が好き」だからというそれだけの理由で
綺麗なドレスが欲しいと願うハリスおばさんの
いじらしい女心が胸にしみます
そして、そんなハリスおばさんの女心が
なかなか周囲から理解して貰えない切なさ
せっかく手に入れて大切にしようと思っていたドレスを
恩知らずな若い女に台なしにされてしまう苦い顛末
それでもハリスおばさんは、他人を責めません
いつでも人間を愛し、前向きに生きる
ハリスおばさんの姿を見ると
小さな事に不満を言う自分がせせこましく思えます
ハリスおばさんがパリで手に入れたのは
ドレスよりもお金よりも美しい宝物でした
モノに執着するよりも
人間との信頼関係を大切にする
ハリスおばさんの姿がとても愛おしいのです
感動的な人情話の中にも現実の厳しさをしっかり描き
暖かさの中にもほろ苦さのあるハッピーエンドが
涙腺を刺激してくれるのです
子供にも大人にも楽しめる本やと思います
ハリスおばさんみたいな人になれたらいいなと思います
これは映画にもなっていたのです
ハリスおばさん役は大女優アンジェラ・ランズベリー
アンジェラ・ランズベリーは大好きな女優ですが
ハリスおばさんのイメージとは会わないんだよなあ
ボクのイメージでは、エルサ・ランチェスターとか
ペギー・アシュクロフトとか
ジョーン・ヒックソンのような
庶民的なおばあちゃんを上品に演じる女優なのです
ランズベリーも上品な女優ですが
上品すぎて上流階級の奥様に見えてしまい
家政婦のおばあちゃんには見えないのです
シャサニュ侯爵にオマー・シャリフってのも、なんか違う
見るからにただ者では無いオマー・シャリフよりも
一見枯れて好々爺とした老紳士が実は……
という水戸黄門的な意外性が
シャサニュ侯爵の魅力やと思うので
ボクの理想はシャルル・ヴァネルかジョルジュ・リゴーです
これは是非リメイク映画化して欲しいですね
ハリスおばさん役はジョーン・プロウライト
シャサニュ侯爵にはジョルジュ・ウィルソンで
ぜひ再映画化して貰いたいです
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本文はここから
絵本ではないんですが大好きな児童文学は
ポール・ギャリコの『ハリスおばさんパリへ行く』です
読み終えて涙が止まらなくなった本です
ロンドンに住む貧しい家政婦のハリスおばさんは
ある日たまたま仕事先の奥様に見せられた
ディオールのドレスに心を奪われます
自分には似合わないと解っていても
あの美しいドレスが欲しい
着ることは出来なくてもタンスの中に仕舞って置いて
たまに眺めるだけでいい
その日からハリスおばさんはこつこつお金を貯めて
パリへ行ってディオールのドレスを買う資金を作ります
3年間もかけてこつこつ貯金を続け
パリ旅行の願いがかなったハリスおばさんですが
貧しい身なりのおばあさんが
ディオールのドレスを欲しがるのを
呆れた目で見る人が少なくありません
ハリスおばさんが憧れのドレスを手に入れるには
次々とアクシデントが立ちはだかります
それでもハリスおばさんは持ち前の明るい性格で
出逢った人たちを魅了して行きます
例えどんなに冷たい仕打ちを受けても
恨み言は何一つ口にしないハリスおばさんの
凛々しく誇り高い生き方が胸を打ちます
人生で本当に大切なものは何か
考えさせてくれるお話です
単純な「良いお話」にせずに
人間のずるさや冷たさもしっかり描いていて
だからこそ人間を愛するハリスおばさんの
暖かい人柄が深い感動を呼ぶのです
貧しいおばあちゃんには不釣り合いだと解っていても
「美しい物が好き」だからというそれだけの理由で
綺麗なドレスが欲しいと願うハリスおばさんの
いじらしい女心が胸にしみます
そして、そんなハリスおばさんの女心が
なかなか周囲から理解して貰えない切なさ
せっかく手に入れて大切にしようと思っていたドレスを
恩知らずな若い女に台なしにされてしまう苦い顛末
それでもハリスおばさんは、他人を責めません
いつでも人間を愛し、前向きに生きる
ハリスおばさんの姿を見ると
小さな事に不満を言う自分がせせこましく思えます
ハリスおばさんがパリで手に入れたのは
ドレスよりもお金よりも美しい宝物でした
モノに執着するよりも
人間との信頼関係を大切にする
ハリスおばさんの姿がとても愛おしいのです
感動的な人情話の中にも現実の厳しさをしっかり描き
暖かさの中にもほろ苦さのあるハッピーエンドが
涙腺を刺激してくれるのです
子供にも大人にも楽しめる本やと思います
ハリスおばさんみたいな人になれたらいいなと思います
これは映画にもなっていたのです
ハリスおばさん役は大女優アンジェラ・ランズベリー
アンジェラ・ランズベリーは大好きな女優ですが
ハリスおばさんのイメージとは会わないんだよなあ
ボクのイメージでは、エルサ・ランチェスターとか
ペギー・アシュクロフトとか
ジョーン・ヒックソンのような
庶民的なおばあちゃんを上品に演じる女優なのです
ランズベリーも上品な女優ですが
上品すぎて上流階級の奥様に見えてしまい
家政婦のおばあちゃんには見えないのです
シャサニュ侯爵にオマー・シャリフってのも、なんか違う
見るからにただ者では無いオマー・シャリフよりも
一見枯れて好々爺とした老紳士が実は……
という水戸黄門的な意外性が
シャサニュ侯爵の魅力やと思うので
ボクの理想はシャルル・ヴァネルかジョルジュ・リゴーです
これは是非リメイク映画化して欲しいですね
ハリスおばさん役はジョーン・プロウライト
シャサニュ侯爵にはジョルジュ・ウィルソンで
ぜひ再映画化して貰いたいです
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