テキスタイル獣道 -8ページ目

ヘルシンキにて図案屋についてあれこれ

ちょっと珍品の生地を買いました。

 

マイヤイソラのデザインですが、マリメッコではなくて、スウェーデンのボロス社の生地です。

 

 

 

 

 

 

 

マイヤはずっとマリメッコの専属デザイナーだったと思われがちですが、初期はマリメッコだけではなく、フリーのデザイナーとして他の会社の仕事も手がけていました。

 

いわゆる日本の「図案屋」的なスタンスと言っていいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

一つの形を描いて、それを反転させてリピートつけただけ。

 

はっきり言って手抜きです。(でも上手いけど)

 

で、この植物のシルエット的なデザインは同時期のマリメッコからも沢山リリースされています。

 

おそらく、ある時期に同じスタイルで沢山デザインを描き、それを複数の会社に見せて売っていたのではないかと思います。

 

あくまでも推測だけれども、そうしないと食べれなかったのではないかと思います。

 

 

少しでも図案屋的な仕事に従事したことがある人なら、この辺りの感覚は痛いほど分かるのではないでしょうか?

 

図案屋って難しいよね。本当に。

 

でもさ、あのマイヤイソラだってそんな時期があったんだよ。凄い話じゃない?

 

凄く懐かしくも、複雑な思いが蘇って来ました。

 

 

で、この生地 リサイクル屋で4ユーロがさらに半額になってて2ユーロでした。

 

マイヤが必死になって売っていた図案の生地が260円か、、、

 

これもまた複雑な心境だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルシンキにてその2

「今月中に」という仕事をかかえてアワアワしており、取り急ぎ画像だけでも、と更新です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日はちゃんと、、、うう。

 

 

 

 

 

ヘルシンキにてジワジワ

涼しいというよりはもはや寒いという感じの気候。

 

こんにちは。ケモノはいつものごとくヘルシンキに来ております。

 

 

 

 

 

 

チケットや宿の予約を怠慢して遅くなってしまったら何と言うことでしょう

 

やけに混んでるではないですか! やけに高いではないですか! どうした、ヘルシンキ!

 

 

ということで、今回は初めて予約したアパートメントホテルに滞在なのですが、これがなかなかのハズレっぷり。

 

めちゃめちゃ酷いという訳ではないのですが、お湯の出が悪かったり、どことなく寂れた感じだったり、まあそういう些細な部分なんだけど けっこうそういうのってジワジワ来るもので

 

特にお湯の出方がわびしいって言うのは海外の宿あるあるで、これはけっこうジワジワ来るわー。

 

 

 

けどまあ、広さもあるし外は静かだしで頑張って仕事します。今回もハードディスクにたっぷり仕事を詰め込んで来たので。はあ、、。

 

 

 

着いてすぐ、デザインミュージアムへ。 この日が最終日のデンマークのテキスタイルデザイナーの展覧会へ行って来ました。

 

 

 

 

 

Margrethe Odgaard という、IKEAとかにもデザインを提供している若手のデザイナーです。

 

色使いが新鮮だし、センスも良い感じ。 写真の板締め風の生地とか、どうやってるのか分からないけど素敵でした。

 

けど何と言うか、会場がスカスカで(来場者ではなく、展示品の数が)、「これだけ?」ってな感じで。

 

この程度で、と言ったら失礼なんだけど、もっと力を注いだらどうなんだろうか?という感じ。若手なのに。

 

そう思っちゃうこと自体がもはや古いのだろうか。 これくらいが暑苦しくなくって良いのだろうか。

 

 

何か今回のヘルシンキはジワジワのスタートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウチの社長の展覧会

ウチの社長の展覧会が開催されますので、お知らせ。

 

 

 

 

 

以下、リリースより抜粋

 

 

鈴木喬子の陶器 HARVEST GARDEN

 

2017/9/5(火)-9/17(日)
11:00-18:00(月曜定休日) 


「秋の庭にごちそうがたわわに実りました」
きのこのほか木の実も加わえ秋の収穫をイメージした陶器の展覧会を、恵比寿の古民家を改装しジュエリー工房やカフェを併設したGALLRY DANDEにて開きます。
壁には手のひらサイズの壁掛けの花器
足元にはきのこのコンポートや小物たちが、
皆様のお越しをお待ちしております。



期間中1Fカフェ「drip bar COFFEE AND CRAFT」にて
限定コラボメニューを企画しております。
お時間のある方は、ゆったりお庭を眺めながら美味しいコーヒーとこだわりのケーキ、焼きたてのパンをお楽しみいただけます。
夏の疲れをゆっくり癒せるそんな展覧会になればと思っております。

ぜひ遊びにいらしてください。


個展会場は、PENCIL AND PAPER内のカフェ横の階段を上った2F
GALLRY DANDEです

 

ギャラリーのページ

 

http://www.pencilandpaper.jp

 

 

FBイベントページ

 

https://www.facebook.com/events/484855585207806/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue

 

 

 

キノコ作家っぷりにも磨きがかかって来た今日この頃ですが、今回は果物とかも登場するようです。

 

興味ある方は是非!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JALのwebマガジンの取材を受けました

JALが運営するwebマガジン「On Trip JAL」の取材を受けました。

 

URLはこちらです。↓

 

https://ontrip.jal.co.jp/article/tips/interview_suzuki/

 

 

 

 

 

 

 

JALだから当然、旅をテーマにした内容になっていて、フィンランドの事を中心に取材して頂きました。

 

フィンランドの旅についての取材、、、この依頼を受けて私はけっこう戦慄。

 

と言うのも私、観光とかもあまり興味が無くって。

 

フィンランドにしても、もう何回行ってるか分からないくらい行ってはいるんですけど、観光ってした事がほとんど無いので「おすすめのスポットは?」とか、よく人にも聞かれるんですけど全然知らなくって

 

「(@Д@;あ、えっと、、たまにその辺でやってるフリマとかですかね、、」

 

とか、全く的外れな返答をしてしまうし、「おすすめのレストランは?」とか聞かれても、人と会う時以外は自分で作って食べる事が多いので

 

「(@Д@;あ、、あそこのスーパーのお惣菜はまあ北欧にしてはまともだと思います」

 

とか、皆が望んでいる素敵な北欧の夢をぶちこわす発言を連発してしまうのが常なので、その事を事前に素直に告白したらライターの方が

 

「(。・ω・)ノ゙あ、全然大丈夫です。むしろ仕事の事とか、テキスタイルの事をお話頂きたいので」というお返事を頂いたので、恐縮ながらお引き受け致しました。

 

 

今更なんですが私、北欧のイメージが強いと思いますが決して北欧が好きな訳ではなくて、マリメッコを中心とした北欧のプリントテキスタイルが好きなんです。

 

まあ結果的には北欧が好きな事になるんだけど。

 

だから北欧のプリント生地の事はいくらでも話す事は出来るんだけど、北欧の有名スポットの事を聞かれても、あまり知らないと言うか何と言うか。うーん。

 

 

なので今回のこの取材記事も、何とも偏った感じになってしまうのでは?と危惧していたし、取材する方もけっこう苦労されるのでは?と思っていたのですが、、、すごいですね、とても良い感じにまとめてくれました。プロだ。

 

カメラマンとかもすごいね、、あんな混沌とした事務所でこんな素敵な感じに写真撮っちゃうんだからなあ。

 

お時間があれば是非読んでみて下さいー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちっちゃくなったデカプリント

2015年に発売した、「ただただ、大きなプリント生地を作ろう!」という、プリントテキスタイル沼の住人の夢をそのまま形にした企画、通称「デカプリント」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と言うか、「すごい生地が出来た!」と我々は喜んでいたのですが、やはりあまりに大きすぎたと言うか何と言うか、、、

 

(°д°;)「これは一体、何に使ったら良いのですか?」

 

という意見がユーザーから多く寄せられ、、、

 

や、我々的にはテーブルクロスとか、ソファーにかけるマルチクロスだとか、壁にタペストリー的にかけるとか、何にでも使える理想の生地だ! と思っていたのですが、そこはやっぱり生地オタクの理想郷でのお話だった様で、使いにくい生地であったのは間違いなかった訳でした。

 

(@Д@;「ならば、思いっきり使いやすく、ベージュにしてジャガード織りにしてしまえ!」 と、思いきった方向へ舵を切ったのが昨年のジャガード企画 ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(;°皿°)「ここまで使いやすくしたのならばぐうの音も出まい!わははは」

 

という事で、この企画はさすがに好調なセールスを記録しました。

 

 

でも

 

(ノ_-。) やっぱり色が無いのは寂しい!

 

と、言う事で

 

今年はカラフルな色はそのままに、デカプリントをギューッと縮小してハンカチにしました!

 

こちらです! ちっちゃい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこれで

 

「何に使ったら良いの?」などとは言わせない!

 

ユーザーの方々も、これで安心したのかどうなのか、おかげさまで出だしは好調の様子です。

 

興味ある方はこちら、FIQオンライン まで ↓

 

https://www.fiq-online.com/item_Products.php?id=JK1DFNhUk8TnQAzESa4xEu56trFPXwHB

 

 

ちっちゃくてもテキスタイル沼の住人は満足でございます。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり生地を作らないとテンション上がらないのだよね

悪いクセで、1ヶ月くらいブログ更新をサボっておりました。 いかんいかん。

 

また今日から頑張ります。

 

4月の傘展からファミリアの展示まで、告知する事満載の上半期に比べ、書く事が無いと言うか、、、

 

や、正確に言うと「まだ書けない」みたいな事ばかりで。

 

様は、最近企業とのコラボものが多くなって来てしまって、こっちで情報をコントロール出来ない事が多いんですよね。 

 

良い傾向なのか、どうなのか。 でも、純粋にOTTAIPNUのオリジナルの生地が作れていないのは事実で、これは相当まずい事なんだと、本当に心の底から毎日思っているんですが、なかなか、何と言うか、、

 

もともとはこのオリジナルの生地が作りたいだけで仕事をしていた様なものなのに、これではまさに本末転倒を絵に描いた状態になってしまっているので

 

まるで、アルバムを出す出すと言い続けて何年も出していないミュージシャンのようだ! 何とか時間を作らないと!

 

今年中には絶対に出します。 出します。 絶対に、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、モチーフは何でも良いのではないか? と思っています。

 

もちろん仕事的にはしっかりとコンセプトがあって、それにそったモチーフや色があって、クライアントやユーザーを納得させる様なストーリーがあって、というのは当然の話だと思いますが

 

でも自分のリスクで作るのならば、そういう事から一旦離れて考えられるのなら、モチーフはその辺に転がっているものでも何でも全然構わないなあ、と。

 

もちろん、意味があった方が良いのは分かっているのですが、正直今の私にはそういうのが邪魔と言うか何と言うか。

 

例えが変かも知れませんが歌詞のある歌を作ったとして、歌詞の内容が意味不明でも使ってる単語に鮮度があったり、いい具合にリズムとかみ合っていたりしたらもうそれで良いと言うか。

 

歌詞が持っている力は相当なものであると思っていますが  同じようにモチーフが持っている意味合いもとても重要だと思いますが なんて言うのかな

 

今の僕は、意味合いやストーリーよりもやりたい事がきっとあって、自分のリスクで作るならばそういう事をやってみたいなあ、と思うのです。

 

 

 

 

 

 

ROOM BLOOM で色の話

日本ペイントが展開するペンキブランド、ROOM BLOOM のウェブ記事で色に関するインタビューを受けました。

 

 

 

インタビュー内容はこちら ↓

 

http://room-bloom.com/rblife/color-talk-01/

 

 

 

色に関して取材を受けるなんて、学生時代は夢にも思いませんでした。

 

というのも今では私、色に関してはある程度自信を持って仕事をしていますがその昔、学生時代は全く色が使えない、色に対しては苦手意識のカタマリのような人でした。

 

なんとかしなくっちゃと思いながらもどうしたら良いか分からずにそのまま色からは逃避していましたが、卒業後に粟辻博さんと言う、高名なデザイナーの事務所に入った時に全く色が使えずにボロクソになりまして

 

それから必死に粟辻事務所で色について学び、自分でも意識して色を使い、気になる色合いの写真をそこら中に貼り、事務所を退職する頃にはなんとかかんとか苦手意識が無い位までには使えるようになって今に至る訳です。

 

よく、色感は生まれつきとか言われますが、私はそんな事は無いと思います。

 

色感の良い人って、きっと良い環境というか、良い色を沢山見て育ち、良い色に囲まれて生活して来た人なのではないかと思います。

 

どれだけ色を意識して見て来たか、どれだけ色を使って来たか、単純にそういう事ではないかしら?

 

だからこれは自信を持って言えますが、色が苦手な人でも色感は必ず良くなります。学び方次第です。 だからどんどん色を使いましょう!

 

 

白っぽい、ニュートラルな環境はシンプルで飽きがこなくてオシャレで良いと思うけれど、色が無い生活は何と言うか、しょぼくれたものになってしまうと思います。

 

どんどん色を使って、どんどん失敗して、色と言う、生活を前に進める推進力みたいなものを手に入れましょう!

 

やっほー

 

 

 

 

familiar zoo by masaru suzuki 終了しました。

先日の7月10日、2ヶ月にわたって開催されたファミリアとのコラボ展「familiar zoo by Masaru Suzuki」が無事終了しました。

 

 

最終日の様子。最後に見て来ました!

 

 

 

仕込みに膨大な時間がかかった展示でした。 何と言っても、提供したデザインの数がプロパー商品と会わせて79点と言う、デザイナーとしてはけっこうしんどい数のデザインを投入した訳です。

 

 

 

 

さらにはこの数のデザインに対して、全て指示書や素材を準備した人がいて、さらにさらにこれらほとんどのデザインを手作業で作り上げた内職さん達がいる訳です。

 

その関わった人達の熱量は、なんだかんだ言っても堂々と胸を張れるものだったのではないかと思っております。 関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

67種類の1点ものバックはおそらく、そろそろ購入者のお手元に届いているかと思います。 

 

使っていて破けちゃったり穴があいたりしても、ファミリアの方で補修を受け付けてくれるそうです。末永くご使用頂けたら幸いです。

 

 

 

 

私は、ゴールデンウィーク中の傘展から連続での開催を終えて少し放心していましたが、考えてみたら年明けに開催した陶芸展から、GW展のHARUマスキングテープ装飾、ファミリアのパッチワークバック、同じくファミリアのアートドローイング等、考えてみたらほとんどプリント生地を作っていない事にはたと気がつきました。

 

そういえばそうだ、初心に返ろう。 プリント生地を作りたいなあ! 

 

今は純粋にそう思っています。

 

 

色々としんどい事が多いけれど、私はプリント生地があればもう、それで良いや。

 

頑張って行こう。 やっほー。

 

 

 

 

神戸での展示会の様子

現在開催中の神戸 taste & touchi deco での傘展、三嶋義秀さん撮影の公式画像が上がってきましたのでご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は南京町近くの TASTE & TOUCH DECO

 

すごく気持ちの良い空間です。

 

お近くの方は是非! ※あ、本日12日は定休日です。

 

 

鈴木マサルの傘 巡回展
2017.7.8 sat - 17 mon 12:00-18:00 *12日(水)店休
@ TASTE & TOUCH DECO

兵庫県 神戸市中央区海岸通1-2-10