島耕作をご存知だろうか。
1947年9月9日生まれ、山口県岩国市出身、早稲田大学法学部卒業、特技:英語、趣味:仕事。
(略歴はこちらに紹介されているが、実に面白い)
83年から漫画雑誌「モーニング」で始まった『課長島耕作』から、
部長→取締役→常務→専務→社長と、みごとに出世していった男の物語である。

漫画ながらもバブル経済期からバブル崩壊を経て、日本の経済動向、派閥争い、企業間競争などを描き、その時代ごとのサラリーマンに好評を得てきた。
「こんな奴が社長に…?」って妬みを含んでいるのか、「社長就任」はニュースともなったほどなので、今更それほど紹介を必要としないだろう。

その島耕作の働く会社「初芝」が、世界で戦う企業として相応しい社名に変更するとのことで、
新社名および新ブランド名を募集しているのだ。

世界No1ブランドを目指すために!
1. 英語表記であること
「英語表記で、必ず読み方をカタカナで添えてお送りください(例:『Panasonic(パナソニック)』)。例えば『SONY(ソニー)』は世界のどこでも読み方が変わらないことが、グローバル展開の大きな武器になったと言われています」
2. 短いこと
「短く覚えやすいものが好ましいです。『HATSUSHIBA』が、残念ながらもう一歩世界に受け入れられなかったのは、英語圏の人にとっては、やや長すぎる上に、略することができなかったためだと言われています」
3.メッセージがあること
「エコやピースといった企業メッセージを内包する言葉だと、なお素晴らしい。今世界で戦う企業の持つべき信念が込められたブランドを」
(一部略)
「社長 島耕作」スペシャルサイト -島耕作新社長のアクティビティ-
採用されるとなんと、副賞として100万円がもらえるそうだ。
おや、目が輝きましたね?
締め切りは12月26日までなので、一度読み返して、自分の会社として考えてみるのもいいかもしれませんね。
この金融危機に抱える不安をそっちのけで、世界を相手に戦うに相応しい会社名を考える。
現実逃避? いえいえ。
心眼が開けるかもしれないと思う、オツカレでした。

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