栃木県の民家について長々と持論を展開したので、話のついでに。
あくまで建築には門外漢ののめしこきの独断ですが・・・。
豪雪の新潟県魚沼地方では
このような、杉の横板張り・屋根はスレート・下駄ばき基礎の家を思い浮かべます。スレート屋根・下駄ばき基礎は豪雪対策です。また、屋根に雪下ろし(新潟では「雪掘り」と言います)梯子が作りつけられているか、
屋根に地下水を流す消雪パイプを取り付けているタイプもあります。
下駄ばき基礎のなかった時代は窓や玄関に雪囲いをしなければなりませんでした。建設・解体の時普通の基礎に比べて3倍程度のコストがかかりますが、魚沼ではほとんどの家が採用していますから、雪の生活には大発明だったと思います。
比較的降雪量が少ない日本海沿岸ではスレート屋根・下駄ばき基礎・雪下ろし用梯子は少なくなると思います。
写真はありませんが、杉の横板張りは子どもが小さかった頃、出雲崎・寺泊・角田浜などによく遊びに行き、新潟の家だなぁという印象があります。同様に、先週同級会旅行で通った時眺めたところ村上市でもそうでした。