同窓会への招待 | 大塚角満オフィシャルブログ「大塚角満のブログ」Powered by Ameba

同窓会への招待

 幼馴染みのAから、つぎのようなメールが届いた。

「住所教えてくんない(教えてちょうだい、の意)。正月に同窓会やるんで、名簿作ろうと思ってさあ」

 Aは小中学校時代の同級生なので、きっと中学の同窓会を計画しているのだろう。でも俺は驚いた。だって俺の世代の同窓会が開かれるの、じつに20年振りなんだもの。

 世間的に、同窓会がどれくらいの頻度で開かれているのかさっぱりわからないが、"20年に一度"というのはかなりのものなのではあるまいか。だって、オリンピックやワールドカップだって4年に1回は開かれているし、諏訪の御柱祭だって7年に一度の実施である。それと比べても、20年に一度というのは相当レアな出来事だと言える。……こういうことを書いていると、「ハレー彗星の周期は75年に一度だ」とか「マダケの開花周期は120年に一度」「太陽系が銀河系のまわりを1周するには3億年かかる」……なんていう長周期の事象がつぎつぎと頭に思い浮かんでしまうが、とにかく何がどうあっても俺の世代の同窓会は20年に1回なわけですよ。

 俺の中学の同級生は170人弱だったと記憶しているが(1クラス40数人で、4クラスあった)、そのほとんどと、俺は前回の同窓会以来会っていないと思う。その間、何かとお誘いをもらったこともあるが(冠婚葬祭とかね)、なにせ不規則この上ない生活を続けている人間であるがゆえに都合がつかず、アレヨアレヨと言っている間に20年の月日が流れてしまった。たまに群馬に帰っても、たいがいあわただしく実家に1泊しただけで日常生活にとんぼ返りしてしまうので、同級生に声をかけるのもはばかられた。そして、そんなことをしているうちにいつしか、俺の思考からは「実家に帰ったらアイツとアイツに連絡してみよう」なんて考えは消え失せてしまったのである。

 そこで、今回のお誘いだ。

 まだ日時も決まっていないから出欠も何もあったもんじゃないが、ちょっとワクワクさせられる話ではある。20年の月日は、俺の同級生たちにどのような影響を及ぼしたのか? 逆に、同級生たちに俺はどう映るのだろうか?? 興味は尽きない。

 Aからのつぎの連絡を、楽しみに待とうと思う。