心魂合宿を終えて(ディレクターズカット)

昨日、4日間の心魂合宿を終え無事に日光から帰ってきました。

滞在中は電波状況があまり良くなかったというのもありますが、創作作業とリフレッシュのための期間だったので携帯での通信をほぼ絶っていました。

今回のブログで合宿の記事をまとめてアップしますね

昨年とほぼ同時期に行われた今年の合宿。しかしこの一年で格段にレベルアップしています。

一番最初にお伝えしなければならないのは、今回の合宿の場を提供してくれた扉作家で建築家の小坂さんと奥様の朋子さん。我々のためにご自身の住居を無償で貸してくださいました。森に囲まれ、全てが手作りであたたかい空間。もう二度と都会に帰れなくなるかと思いました（笑）こんなに素晴らしい場所で作品作りに没頭出来るなんて、いくら感謝しても足りないくらいです。本当にありがとうございました。

小坂さんご夫妻と

合宿場所となった「幾何学堂」の正面からの写真

「扉」というタイトルの新作をまさか扉作家(しかも日本で唯一の)の方のお家で創作することになろうとは、もはやただの偶然とは思えません。

1日目。

がんちゃんのデモ音源を元に、クリエイティブ陣三人がミーティング

みちゅうは合間を縫って事務作業。毎日寝る間も惜しんで次々こなしてくれています。感謝。でも、この合宿中はいつもよりたくさん睡眠を取れたようです。休養とリフレッシュも合宿のもう１つの大切な目的。

炊事もメンバーが分担して行いました。ありがとう

初めての本読み

紙上の文字に生命が吹き込まれます

2日目。

早速ステージング開始。心魂はメンバーみんな、日常他の仕事をしながらなので、毎日稽古できるわけではありません。限られた時間の中で、ものすごいスピードで仕上げていく必要があります。

そして夕方からはミュージックシャワーヨガのリハーサル

そう、今回の合宿のお礼代わりにこの幾何学堂で無料公演を行いました。小坂さんのお声がけで40人の方が集まってくださいました。その全ての方があたたかくキラキラとしていました。場所、人、出会い…素晴しい調和で満たされていました。スタンディングオベーションを頂いた時は本当に心が震えました。ありがとう、ありがとう。

3日目。

局は違いますが、昨年と同様テレビ取材が入っての稽古。小坂さんのご紹介によるものです。

昨日の稽古を踏まえ、朝起きてからすぐにワンシーン大幅に台本に修正を加えました。その部分と、やり残した部分のステージング。そして音楽稽古を行いました。

振り付けも少しずつ。振り付けはみちゅうと私が分担して共同で行うことになりました。

総合プロデューサー・寺田さんのインタビュー

4日目。

午後には帰京ですが、ギリギリまで作業。ラストシーンをさらに良くするためにみんなが知恵を出し合います。

東京に向けて出発する前に、クラウドファンディングのリターンのための特典動画の撮影も行いました。みちゅう(代表理事)と私(作・演出)と真那ちゃん(主演)の対談や今回のメンバーによるテーマソングを収録。お楽しみに！

本当に実りある4日間でした。

小さい頃からエレクトーンを習ったり、絵が書くのが好きだったり、やがてバンドをやり、ミュージカルに出会い、ダンスを習い、劇団四季の舞台に出演し、客船に就職し、心魂と出会い…

他にも書ききれないことが山ほどありますが、その全てが今の自分を生かしています。心魂はそれぞれの分野でのプロが集まっている集団ですが、他の分野にも果敢に挑んでいます。専門職以外のものを手がけることをよく思わない方もいると思います。そのご意見も理解できます。ただ、そこに重きを置かず、限られた条件の中で最大限のことを成し、他では味わうことのできない感動を共有する。それが私たち心魂プロジェクトなのだと今は胸を張って言えます。私たちは1つの専門分野のプロである前に1人の人間として、心を通わせたいのです。

心魂にとっても、私自身にとっても、記念すべき初めての(そして代表作となるであろう)完全オリジナルミュージカル。是非一緒に楽しみましょう！