私には小さいときからの、2つの習慣があった。。。
一つは親指の皮を剥くこと。。。。。。
二つ目は下唇の皮を剥くこと。。。。
どちらのクセも、いつから始まったのか覚えていない。
たぶんはっきりしているのは20代前半頃には、すでにこの二つのクセは存在していた。
かれこれ20年は親指の皮と下唇を剥きつづけていた。
親指を剥いた後、皮が再生されてきたらまた剥くを繰り返し、一番酷いときは第一関節くらいまで剥いたことがある。何度もやめようと爪を伸ばしてマニキュアを塗ったりした、その時は一時治まるのだけれどもマニュキアはあまり好きではないので、マニキュアをやめるとすぐに親指剥きがはじまるのだ。
親指剥き唇剥きどちらも止めたいと思っていたが、どうしても止めることができない。
無意識で手が唇や親指にいき、気が付くと剥き終わった後・・・・そんなこんなで赤剥けの親指と唇・・・・が私のクセだった。
去年、「それは親を剥いてるんだよ・・・」とある人から言われた。「唇はお母さんのおっぱいの枯渇感からだな」・・・と・・・うむーーーなんとなく納得する自分。
親にはそれなりの、恨みはもちろんある。そしてそれと同じくらいの枯渇感がある。私は生まれてすぐに母親のお姉さんに預けられたので、お母さんのおっぱいを飲んでいなのだ。
この世に生まれてからずっと親に振り回されて、死んでなお、まだ私は自分の親指を剥きつづけて自分を傷つけている。プチ自傷行為である。
なんだか悔しいと思った。
それからしばらくして、ふと思い立って親指にバンドエイドを貼った。いとも簡単にやめることができた。今までも同じ方法を使ったことがある。でも止めることができなかった。
たぶん自覚したからだ。無意識を意識化したからその行為がなくなったと理解している。
今でも時々、親指の皮に指が行くことがあるが、20年以上も剥いてきた親指剥き、もう一年近くやっていない。たぶんもう大丈夫。
これはかなり画期的なこと。習慣は努力で変化できるものと、気づくことで変化することがあるのだな。。。。と関心した去年であった。
そして唇剥き・・・これがどうしても止めれなかった。親指剥きを克服した自信があったから、これももちろん止めることができると思った。でもだめ・・・・・
おっぱいがを欲していると言われてもピンとこない・・・・もうあきらめかけていた。こうなったら一生剥いてやる!!(ーー;) とひどくなげやりになった。
先月末・・・・赤剥けの唇を見て人から「また剥いたでしょう」と言われた。
「う・・・ん」「止めれへんねん・・止めたくないのかもしれへんは・・・親指より・・根は深いな・・・・」という会話があった。
1人になり・・・しばらく考えた・・・剥くのは下唇だけ・・・・
ふと思い出したことがあった。
私の下唇は分厚い・・・このことでよく母親から茶化された。
「いかりやちょすけのベロンチョやな~」と、下唇の分厚いことを笑いのタネにしていたことを思い出した。
私は口を半開きにしていることが多かった、それを嗜めるために言っていたように記憶する。口元がだらしないから、シャンと閉めていろということである。でも治らないため、「ベロンチョベロンチョ」と茶化したのだ。
私は口元を治すということより、容姿にコンプレックを持ってしまっていたようだ。その下唇に対して・・・
小さい唇になりたいと思って剥いていたのか、自分の唇に対しての嫌悪感から剥いていたのか分からないが、それを思い出したときに、これかも!!!とピンときた。
なんとそれに気づいてから一度も剥いていない。これはスゴイことだ。もう一ヶ月以上キレイなツルツルの唇を保っている。
今までは、また剥くかもしれないからという不安があり、この理由を話すことができなかった。言ってしまうとまた剥いてしまうような不安があったから。
たぶんもう大丈夫。だからカミングアウトしちゃう♪
特殊な習慣や行動パターンにはそれぞれ意味がある。
その習慣や行動パターンを止めたいときには、その習慣や行動パターンの下に隠れている鍵穴に合った、カギが必要。
変化させるカギは自分の心の中の記憶倉庫にある可能性が高い。
私のキレイな指をお見せしましょう
☆・。・。★・°・。・°☆ミ(=^_^=)ノ彡☆°・。・°★・。・。☆