本多劇場ははじめてではないが
年末年始に芝居をやるのははじめてだ。
個人的にはそちらの方が意味が大きい。
そんなこんなで年の瀬だというのに稽古である。
今回非常にエンターテイメント性の高い舞台を目指すという銀岩塩さんのコンセプトにより、最先端のテクノロジーや、隣接他業種の乗り入れが多い分、普通の芝居と違う気の使い方をする場面が多い。
何をもってして普通の芝居とするかは、各人各様だろうが、少なくとも自分にとっては初めて聞く言葉も多く、ついていくのに必死なのが正直なところだ。
どこまで実現出来るのか不透明な効果もあるのだが、最大限の効果を劇中で発揮して頂けるよう願いつつ稽古場を進めるのが演出補佐としての池田の仕事だ。
最新のテクノロジー、隣接他業種といいつつも実はやっている事の末端はとてもとてもアナログな事の積み重ねでしかなく、まったく舞台ってやつは自分ひとりでは作れないものだなあと再確認させられる年の瀬である。
年末年始、世の中のまっとうな人々は、大掃除したり、蕎麦喰ったり、おせち喰ったりしてるのに、俺たちときたらこんなことするのか!!
自分はやはり現場が好きなんだなあ。
大掃除やおせちに飽きたら、この芝居の行く末を見届けに来て貰いたいと、切に願いつつ。
冬晴れの日に。
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