人気物件のスペック診断【豊洲シエルタワー:その1】 | 大人のマンション購入計画

人気物件のスペック診断【豊洲シエルタワー:その1】

ご覧いただき、ありがとうございます。


これまでマンション選びをする際には

どのようなポイントに着目すればいいのか、

お話ししてきました。

まだ言及していないポイントもありますが、

具体的な物件を例に挙げ、私なりに仕様などを評価してみようと思います。

マンションを選ぶ上で検討のシミュレーションとしてご覧いただいてもいいですし、

もし取り上げた物件をまさに購入しようと検討されているのであれば、

お役立て頂けると嬉しいです。

なお、各物件の情報は基本的に物件のWebサイトからのみとします。

ネット環境が整っている方であればどなたでもアクセスすることができるため、

私がどうしてそのような評価をしたのか、

その根拠を知ることができるからです。



1回目は「豊洲シエルタワー 」。

場所はタワー型マンションが開発ラッシュを迎えている

東京湾岸の北部です。

豊洲には他に「パークシティ豊洲(2006年春販売開始)」や

「スターコート豊洲(2005年11月下旬)」などが、ほぼ近接したエリアにあります。

ディベロッパーとしては競争が激しいですね。

では、「豊洲シエルタワー」を見ていきましょう。


■用途地域は? →商業地域

<コメント>
商業地域はお買い物など生活に便利な反面、

住居としては日照などに問題が生じる場合があります。

詳細は、こちら をご覧ください。




■構造
 ・アウトフレーム工法か? → Yes and No
 ・逆バリ工法か? → No
 ・地震対策 → 非免震

<コメント>
アウトフレームについては、

居室内に柱の出っ張りをなくすることができる工法を

アウトフレームと定義するならば、

アウトフレームとなる間取りもありますが、

すべてに当てはまらないのでYes and Noとしました。

逆バリについては、タワー型マンションですから

構造上の制約が大きくなりますので致し方ないのかもしれません。

地震対策については免震技術を導入していないようです。

一般的な地震対策はなされていますが、

特筆すべき内容は見あたりません。

このエリアは内閣府が発表した

表層地盤のゆれやすさ全国マップ (2005年10月19日付)」において

揺れやすい度合いが高いとされているので、

特に地震への入念な対策が望まれる場所です。





■天井高 → 最大約2,700mm

<コメント>
上記の数字はリビング・ダイニングのものです。

この数値は標準以上と言えますが、

「一部住戸を除く」という注釈がある点が気になります。

申込みをされるのであれば、図面などで天井高の確認が必要です。

また二重天井を採用していますので、遮音性やリフォームの点で

メリットを期待できそうです。



【上記は2005年10月20日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるように努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】