ここまで違う、ディベロッパーの意識(その2)。 | 大人のマンション購入計画

ここまで違う、ディベロッパーの意識(その2)。

ごらんいただき、ありがとうございます。

先日の続きです。

検討している物件について相談を持ちかけてくる人からの話を聞いていると、

マンションディベロッパー間の意識の違いが垣間見えてきます。

例えば、このブログで何度も触れています「性能評価書」。

あるディベでは、「性能評価書」の取得は新築マンションを

計画・販売する上で当然のことと思っていても、

別のディベでは、「性能評価書」の取得は避けたいと考えている、

なんてことがあります。

私としては、マンション購入を検討するにあたって、

「性能評価書」を取得していることは、

最低ラインのことだと思っています。

つまり、「性能評価書」を取得していなければ、

即、足切り。

以降の選考に進めません。

それ以外の面で非常に魅力がある(例えば立地)としても、

よほどのことでない限り、敗者復活はありえないのです。

ディベロッパーも「性能評価書」を取得していることは

もはや大前提の基本ラインであると認識していれば、

チラシや広告などで「性能評価書」取得をアピールしない場合があります。

ですから、チラシなどを見て「性能評価書」取得と

書いていないからといって、

そのマンションが「性能評価書」を取得していないとは限らないのです。

モデルルームを訪れた際に、営業の人に必ず確認するようにしてください。

このとき、実は「性能評価書」を取得していなくて、

「『性能評価書』の取得には時間も、コストもかかりますから」

などという反応が返ってくれば、私なら、そこで「ハイ、サヨナラ」です。

その物件を候補からはずします。

「性能評価書」とは、第3者がそのマンションの設計図や建設について

評価を下すもの。

それをしないということは、

第3者に見られるとマズイ事がある、と疑ってかかる必要があります。


さらに注意する必要があるのは、

【「性能評価書」を取得している = 性能の高いマンション】ではない

ということ。

「性能評価書」はあくまでもマンションの性能を

客観的な基準で示したものであって、

品質自体はその「性能評価書」の結果内容を見極めなければなりません。