昨日は
東京マラソン
の
ゴール地点であるビッグサイトで､人材開発関連のセミナー
があり､参加してきた。
会議場はこのシンボルタワーの最上階にあるが､2016年の東京オリンピック
招致の大きな垂れ幕を設置中だった。（ここに設置したら全く大きく見えないけど…）
そしてこの最上階から写したビッグサイト東展示棟…東京マラソンのゴール
の感動がよみがえってきます。
で､今回のセミナーの中で､｢ピグマリオン効果｣という､面白い話題をひとつ提供
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ギリシャ神話に「ピグマリオン」というのがある。
その昔､キプロス島に住んでいたピグマリオンという若い王
の趣味は彫刻で､美しい女性
の像を彫るのが好きだった。
ある時彼は素晴らしい大理石を手に入れ､全身全霊を込めて｢理想の女性像｣を彫り始める。
彼は｢この世の生きた女性には求めえない完全な
」を追求して､毎日毎日､昼も夜も一心に彫り続け､像は完成した。
それはまるで生きているようで､彼が求めたを完璧に備えた像であった。
その像のあまりの美しさに､ピグマリオンは女性像に恋
をしてしまい､彼はあたかも女性像が生きているかのように扱った。
花を摘んで与え､美しいネックレスをかけてやり､夜になると自分のベッドに横たえて彼女を優しく愛撫した。
ピグマリオンはこの像が生命の通う人間であることを願い､信じ続けたのだ。
ある日､このピグマリオンの願いが､愛と美の女神であるアフロディテの耳に届いた。
真剣な彼の愛を知ったアフロディテは､大理石の女性像に命を与えてやることにした。
アフロディテが女性像に命を吹き込むと､冷たい大理石の像の頬に赤みがさし､肌の暖かさが感じられるようになった。
しっかりと抱きしめた像に命が宿ったことにピグマリオンは歓喜した。
そして彼女をガラテアと名づけ､彼女への永遠の愛をアフロディテに誓ったのだった。
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この話は｢強く信じ続けて行なえば､願いは必ずそのとおりになる｣ということを教えてくれる伝説で､何事も現状を否定的に決め付けず､常に自分の理想とする姿に信念を持って進み続ければ､やがて予想をしなかったような良い成果が得られ､理想は現実のものとなる」という､心理学で立証されている「ピグマリオン効果」の名前の由来となった伝説である。
アメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって実験された。
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もともとは､その前年､ローゼンタールとフォードが大学で心理学の実験で､学生たちにネズミ
を使った迷路実験をさせるのに､ネズミを渡す際に､｢これはよく訓練された利巧な系統のネズミ｣､｢これはまったくのろまなネズミ｣と言って渡したところ､その２つのグループの間で実験結果に差異が見られたらしい。
前者のネズミを渡された学生たちは､ネズミを丁寧に扱い､後者のネズミを渡された学生たちは非常にぞんざいに扱い､その両者のネズミへの期待度の違いが実験結果に反映されたものとローゼンタールは考え､これは教師と学生の間でもあり得るのではないかと考えた。
その教育現場での実験は､1964年春､サンフランシスコの小学校で､ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テスト行ない､学級担任には､今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。
しかし､実際は検査には何の意味もなく､実験施行者は､検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて､この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。
その後､学級担任は子供達の成績が向上するという期待を込めてその子供達を見ていたところ確かに成績が向上していった。
この大きな原因としては､学級担任が子供達に対して､期待のこもった眼差しを向けたこと､さらには子供達も期待されていることを意識するため､成績が向上していったと結論付けた。
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この話は現在においても､人材育成の場で､褒めて育てることと､厳しく叱って育てることの違いに繋がるとして､こうしてセミナーの場で語られ続けているわけだが､今回のストーリーは夫である私に対しいつも厳しい我妻
に捧げたい。
もっと褒めて俺を鼓舞しろ～ 
もっと感謝の気持ちを言葉にしろ～
あ～言っちゃった～
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