理由
みなさんこんにちは
今日は久々に本の話題でも
書いてないだけで実は読んでるんです イロイロ
- 理由/宮部 みゆき
かつて映画にもなったこの作品
今更感溢れるばかりか若干漏れてますがコレ読んでみました
率直な感想
微妙
芥川龍之介の「藪の中」のような作りと聞いていたので期待してたんですが
んー 微妙
「藪の中」と聞いて分かる方もいると思いますが
この作品
登場人物それぞれへのインタビュー形式で物語が展開します
その為 それぞれ登場人物の立場・心境・意見がしっかり描かれていて共感がしやすい
が
本当に色んな人が出てきて その各々の人間が描かれているので
一貫したものがない というか
確固たる価値観 みたいなものが存在しないのです
様々な要因が重なって事件の概要が見えてくる訳ではなく
色々な小説の切れ端が寄り集まって一つの事件を象(かたど)っている感じ
その為 集中力が続かない
よって 楽しくない
客観的に考えると
この小説の魅力はあくまで文体にあり 事件自体にはないと思います
事件自体もそんなに凝った内容ものではないですし
なので この文体を楽しめる人でないとこの小説は楽しめないと思います
私には向いてなかったですね
キャストが豪華ということくらいしか印象にありませんが
映画はどうだったのでしょう
この感じだとあまり期待出来ないかも
そんな感じでほし3つ★★★☆☆
最近本も当たりに出合ってません
感受性が弱くなったのかな? あまり揺さぶられることもなく淡々と読書してます
感情の鈍化は老化の兆候 なんとかしないとキケンです