誰にでも憧れの場所というものはあるもので、京都ファンなら誰もが俵屋という響きに憧憬いだく。



そこに宿泊したものだけが供することかできる「わらび餅」。

そんな特別なわらび餅が宿泊せずともいたたけるサロンドテが2007年10月19日オープンした。

それは、俵屋が経営し11代目ご当主・佐藤年さんがプロデュースする、町屋をリノベーションしたわずか13席の空間。






ギャラリー遊形
より向かって見て左二件目にある。



店内の奥のテーブル席とカウンターからは坪庭を鑑賞でき、椅子やテーブルは北欧アンティーク。器など調度品はご当主のコレクション。

そしてBGMはご当主の夫のアーネスト・サトウ氏のお気に入りだったコレクション。もちろん壁にはもちろんアーネスト・サトウ氏の作品(写真)が・・。



そう、遊形サロン・ド・テは、まさに佐藤年さんワールドに浸る贅沢で静寂で落ち着きのある大人の隠れ家のようなキャラリーカフェなのです。













@俵屋のわらび餅 抹茶と(2200円)









竹を器に凛と座しているそのわらび餅は黄な粉越しに黒く光っていた。

それは高品質な本わらび粉の証なのだとか。

口にいれた瞬間に、うっ!と誰しも節句する。







大袈裟な表現ではない、口に入れた瞬間に本当に溶けだすわらび餅があったことに、である。

儚くも甘い香りを味蕾に残して消えていく、残像のようなわらび餅。

確かめるように、一つ、一つと食べていくと器は空になってしまう、夢のようなわらび餅なのである。









おうすが沈んでいる茶碗は細川護煕先生の作品。このような場所で現代の数寄者に出逢えると嬉しい。

しみじみといただきました。



添えられているのは、俵屋での就寝前に供される和三盆100%の俵型の干菓子です。





デザートから@クレーム・アングレーズ・オランジュ 深煎りコーヒーあるいは紅茶と(2200円)













デザートとは二品あり、どれもご当主佐藤年さんご贔屓の名店と謳われた高瀬川沿いの幻のカフェリドルのスイーツの復刻版。

京都人の間では、わらび餅よりも、このデザートの方が話題だとか?







とろとろのバニラが上品に効いたカスタードはケーキなどではなく、こうしてスプーンでいただくのが正しいと思わせてくれる。

オレンジクリームの柑橘な香りとバニラビーンズの甘い香りがとても幸せにしてくれます。

可愛いマイセンのデミカップでいただく深煎りのコーヒーも実に美味。








こちらの店員さんの接客はとても落ち着いていて、おもてなしそのもの。

京都にきたらわざわざ寄り道しても訪れたい場所がまた一つできましたよ!

ミシュランガイド東京2008で沸く東京を尻目に、京都より・・・(笑)

 





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遊形 サロン・ド・テ



住所:京都市中京区姉小路麩屋町東入ル

電話:075-212-8883

営業時間:11:00~19:00 火曜定休














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