鎌倉五山第五位の寺格を持つ鎌倉時代に創建された臨済宗建長寺派の古刹「浄妙寺」。境内は国指定史跡。
そんな境内の高台に、1922(大正11)年に建築されたイングリッシュガーデンのある洋館をリノベートしたガーデンレストランがあるなんてさすが鎌倉。
京都をはじめ古都と称する場所は沢山ありますが、こういうミスマッチは湘南ならではというか、鎌倉の奥深さを思い知らされます。
石窯ガーデンレストランというだけあって、ウリはその石窯で焼き上げる素朴な味のパンと、ガーデンでとれたハーブ、そして鎌倉ハムや鎌倉野菜を使った料理。まあレストランメニューはHP http://www.ishigama.info/
を確認していただくとして、ここではスイーツを堪能してください(笑)
もちろんデザートもすべて自家製。
@石窯焼きプリン(525円)
甘味のないホイップクリームでふたをされている、いわゆるとろけるプリン。
はやりの濃厚なものではなく、むしろ控えめな味。
カラメルシロップは緩めでサラサラ。このカラメルシロップが実にいい仕事をしていて、これぞ本当にとろける美味しさ!!
最近のプリンは素材やレシピに懲りすぎるあまりに、それが仇になって「香料」を使っているのか?と思えるほど不自然なまでにプリン味の過剰演出が多いのですが、これを食べると、「うんうんプリン ってこれでいいんだよな」とほっとさせてくれます。
もちろん、食事についてくるパンは香りも味もすばらしい。写真の押し花コースターは手作り。
春の櫻、新緑の初夏、紅葉の秋、水墨の冬、そして朝、昼、夕暮れ、春夏秋冬のイングリッシュガーデンと折々の時間を楽しめる、本物のガーデンレストランです。
天気がいい日はオープンテラス席で鎌倉の山々に囲まれて楽しみましょう。
そうそう、石窯ガーデンレストランは浄妙寺境内の高台にありますが、そのためには別途、浄妙寺拝観料(100円)が必要となります。
運がよければ浄妙寺受付で、福を招くカギしっぽの白い靴下を履いた「ソックス」が出迎えてくれます。
レストランにもよく昼寝している猫がいますので、出会ったらそっと寝かしておいてあげてください(笑)。
住所:鎌倉市浄明寺3-8-50(浄妙寺境内)
電話番号:0467-22-8851
営業時間:11:00~16:30(ラストオーダー)
ただしカフェタイムは10:00~11:00/14:30~17:00 月曜定休