四倉

昨日は、午前中被災地で使った道具（ガスコンロなど）を返しに行き

午後は息子達を連れて公園に行った。

祥多に自転車の補助輪を外して練習させたのだが

なんと一発で乗れるようになった。

今３歳９ヶ月。

４歳の誕生日にはポケバイに乗れるかな～？

その話はさておき、一昨日の四倉での出来事を書きます。

今回の一番の目的は避難所の皆さんに

シャワーを浴びてもらう事。

着替えてもらう事。

肉を食べてもらう事。

メンバーは７人の侍。

不思議な事にまた同じメンバーが集まった。

　

朝５時に出発したものの、途中大型トラックの事故で

常磐道が大渋滞。

下道におりると、給油待ちの車の列でさらに大渋滞。

予定していたより３時間も遅れて四倉に到着。

物資を下ろして、シャワールーム作り開始。

現場にはアルパインのＳさんとＫ’ｓＦＲＰファクトリーの草野さん

他２名で４トントラックで水を２トン用意してくれていた。

テントを張り、江波戸さんと杉ちゃんが手際良く

シャワー室や給水などの準備をしてくれ

その間にＫ’ｓの皆さんがお湯を沸かし

着々と準備をすすめてくれた。

　

　

　

　

　

その他テーブルを持ってきたり

男性用女性用の下着を分けて並べたり

タオルを出したりとみんなテキパキと動いていた。

一人一人シャワーを浴びてもらっている間

蒲原さんが順番待ちをしている方に話しかけていた。

蒲原さんの人柄と饒舌さにみなさんすぐに打ちとけて

笑い声なども聞こえてきてとても良い雰囲気だった。

被災者の方々は、地震の日以来

お風呂に入れず、下着さえ替えられずにいた。

着の身着のままで逃げてきたので

寒かったし、着替えたかったから本当に助かったと

みなさん喜んでくれていた。　

衣類は、カーサービスヒロ中村さんが調達してきてくれた

１万円で売っていた福袋、１００袋。

テントの裏ではＢＢＱの準備。暗くなる前に炭を起こし、肉も焼き出した。

江波戸さんと奥さんが前日遅くまで下拵えしてくれた１５キロの肉を

アイスボックスから出すと俺はとても感動した。

開いた牛乳パックの上にキッチンペーパーを敷き

カットされた肉がキレイに並べられていたのだ。ナイスアイディア。

水、食料品、薬、そのほかの物資は四倉支所（避難所の本部）に運んだ。

そこから各避難所、個人宅に届けられます。

おばあちゃんが「関東の人に電気を送っているのは福島なのに

関東の人は何もしてくれない、誰も来てくれないと思っていたけど

あなた達が来てくれて、本当に良かった」と言ってくれたのが

今でも印象に残ってます。

このブログを見て、沢山の方々が物資を届けてくれましたが

物だけではなく、みなさんの思いも届けてこれたと思います。

避難所の皆さんの笑顔が見られて、俺も嬉しかったし

本当に行った甲斐がありました。

ふと気づくと、被災地に行った出来事や、やり残した事、

次は何が出来るか、他の被災地は大丈夫なのか？とか

考えている自分がいます。

蒲原さんのブログにも熱い思いが書かれていますが

俺も、テレビに映る避難所と自分が実際に見た避難所とのギャップに

憤りを覚えるし、もっと何とかならないものかと常に考えてます。

蒲原さんのブログhttp://ameblo.jp/joyworx/