日本人は働き過ぎ? | 『福業』のススメ

『福業』のススメ

『福業』とは、仕事を中心とした生活ではなく、豊かで幸福な生活を目的とした働き方です。皆さんの生活が豊かになるお手伝いができれば嬉しいです。


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日本では長時間労働は努力や忠誠心の表れとして
「長時間会社に居る」ことで仕事をしているとみられます。

しかし、アメリカでは逆に事務処理が遅い、効率が悪い、
意志決定が遅いなど「仕事のできない人」とみられます。

日本とアメリカの仕事・プライベートに対する価値の違いも
大きく関係していると考えられますが、
客観的な数値を比較すると、日本の悪しき習慣であることが
明確になってきます。

まず、以下はOECD(経済協力開発機構)が発表している
各国の年間労働時間で、日本はルクセンブルクより、
478時間、1日8時間労働として、約69日長く働いていますが
アメリカと比較すると、日本の方が59時間少ない状況です。

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■年間労働時間
イタリア:1774時間
アメリカ:1787時間
日本人:1728時間
イギリス:1625時間
フランス:1476時間
ドイツ:1413時間
スウェーデン:1644時間
ルクセンブルク:1250時間
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また、週に50時間以上働いている雇用者の比率では
日本が28.1%と高く、労働時間に偏りがある事が分かります。

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■過労働時間50時間以上の割合
日本:28.1%
アメリカ:20.0%
イギリス:15.5%
フランス:5.7%
ドイツ:5.3%
スウェーデン:1.9%
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最後に、公益財団法人の日本生産性本部が発表している
就業1時間当たりで計測される労働生産性である
時間当たり労働生産性の国際比較では、
日本は41.6ドルで、アメリカの60.2ドルより低く、
日本より約69日も労働時間の短いルクセンブルクとの
比較では1時間当たり37.3ドル、日本円で約3800円も
生産性が低い結果となっている。

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■時間当たり労働生産性の国際比較
ノルウェー:81.5ドル
ルクセンブルク:78.9ドル
アメリカ:60.2ドル
フランス:57.7ドル
ドイツ:55.8ドル
日本:41.6ドル
ギリシャ:33.9ドル
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現在の日本は、世界の中では生産性の低い状況であり
その要因は『長時間労働=働き者』という旧来の考え方が
未だ残っているからではないでしょうか。

これからの時代、労働時間ではなく、結果や成果を基準に
生産性・効率が求められ、その対価として報酬が支払われる
あるべき姿の時代がやってきます。

あなたは生産性の高い仕事を求められても対応できますか?

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