鍵穴から彼女の部屋をのぞき見る若い男
清潔感のあるミディアムカット
仕立ての良いスーツは流行を取り入れ洗練されているが
決して常識を逸脱することのない節制のきいたものだ。
誰の目にもみえないのだが
彼の指先に浮き上がっている正体不明な奇怪な呪文。
いつしか二の腕にまで毒蛇のように巻き上がり
やがて全身を蝕みつつある。
純真無垢、清楚そのものに見える彼女が
本当に浮気をしているのかはわからない。
問いただす選択肢は彼の中で永遠のタブーだ。
彼女がどんな風に答えたとしても
絶対に信じることができない、
人を愛すると
呪われたように不信に憑依かれる自らの因果な性質に
治癒の見込みがないと知っているからだ。
愛してやまない彼女を抱きしめるときも
頭をよぎるのは
恋人の部屋に侵入し
私信を盗み見た脳が蕩けるような罪悪感。
自分ではない誰かとの電話での会話を盗み聞く昏い愉悦。
血の滴る心臓をお互い捧げ合うように
愛し合いたいが
わずかでも疑念が芽生えてしまえば
もう自分をさらけだすことはできない。
束の間で消失してしまう
恋愛の高揚と歓び。
だが、と彼は考える。
この狂おしい執着心そのものが
人を愛する事の正体ではないのかと。
（参考映像wwwwww）
詞がわかるまで限定のじーどら妄想遊び・・・
ヘンタイ扱いしてごめんにゃ！ジヨン！wwwwww