スパトレイル 四万to草津 その2 | 大手町デイズ

スパトレイル 四万to草津 その2

前回のつづき
一夜明けて日曜日、いよいよ大会当日となりました。
午前3時には受付がはじまりましたので、2時半には目を覚ましてゆっくり着替えをして宿を出ます。
外は暗く、そして寒い。レインウェアを羽織ります。
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スタート地点にはヒル除けのスプレーもありました。

朝食は宿からの提供ではなく、事前に予約していたおにぎりを会場のそばで受け取りいただきます。
これも地元の人たちが作ってくれたものなんだそうだ。

さてここでスパトレイルのコースを見てみましょう。
81kmのコースはこのようになっています。
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A1~A5まで5つのエイドがあります。
エイドまでの区間をブロックと考えて走ることにしました。

つづいて山を走る以上みんなが気にする高低差はこんな具合。
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私はエイドに到着するとこの図面を見ながら次の区間までの覚悟を決めて走っていました。
スタート前のコース認識はこの程度。
「まず登る、そして少し走れそうな区間、30km過ぎにハンパない登りがある」
「30km過ぎからは走れる区間が続きそうだけど……足が残っているだろうか」
目標はあくまで60kmだったので、最後の最後にすごい登りがあるみたいだけど、見ないでおくことに。

薄暗かった空もスタート前には青くなり、トレラン日和ないい天気となりました。
スタートでは鏑木さん、松本さんが色々なランナーの方に突撃インタビューをしていました。
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午前5時、いよいよスタート!
(このブログではやっとスタートかよって思われてそうですが)
松本さんの先導で温泉街を駆け抜けていきます。
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A1までの11kmで700メートル程度ひたすら林道を登っていきます。
ちなみにヤマビルが出現すると言われていたのもこのエリアですがたぶんランナーへの影響はなかったはずです。

寒さのあまりジャケットを着てましたが、3kmくらいで身体が暖まりザックにしまいます。
長い登りの区間、歩いてもいいのですが、やはりみんな気になるのは制限時間。
そしてそこまで急な坂でもないので、ゆっくりダラダラと走り続けることができちゃいます。
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私も小走り9、歩き1くらいの割合で上を目指します。

この長ーい登りの頂上に辿り着くと、11.3km地点のA1に到着です。
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午前6時半、すでに陽射しの強さを感じることができます。
さっと水分を補給し、オレンジを2,3切れかじってさくっと出発です。
先はまだまだ長いのです。

A1が頂上だったので、しばらく舗装された道路を下ります。
すごく飛ばしたくなる下り坂なのですが、ここで出し切ってしまうと後々響きそう。
程よいペースなんてわからないけど、気持ちだけは抑えめで走ることを意識しつつ、重力に任せて進みます。

数キロ下るとトレイルの入口が。ここからいよいよトレイルランになりますね。
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この区間は登りと下りも程よい傾斜で、私のような経験の浅いランナーでも走れる箇所が殆ど。
こんなに序盤に走っちゃって大丈夫なのかな、心配になります。
(まぁ走るといってもスピードは出ていないのですが)

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ぬかるみが多いトレイルをまったり進んでいると、終盤に急な坂が続きます。
うひょ~と駆け下りて行くランナーが多かったのですが、私はまったり。
まだまだ焦らず焦らず、周りに引っ張られることがないように意識しながらエイドまで。
トレイルの出口付近の下り坂では、松本大さんがランナーたちとハイタッチ。
「スパトレイルはこれからが本番ですよ!」とアドバイスをいただく。

A2(29.4km)に到着。えっ、もう30km近く走っちゃったの?という感じ。
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ここで一度お手洗いに寄って、それから水分補給とオレンジを2,3切れかじる。
持参のジェルも1つモグモグ。

当初の見込みでは、次のA3までの道のりがこの大会の一番の難関。
松本さんの話の通り「ここからが本番」なのです。
改めて高低差と確認し、ゆっくりとまずは下ります。

(長くなったのでつづきます)