スパトレイル 四万to草津 その1
6月15日に開催された「スパトレイル」に参加してきました。
群馬県の四万温泉から草津温泉を結ぶ80キロのトレイルレース。
第1回大会であること、そして僕にとってもはじめての長い距離の大会参加となり、
とても思い入れの強い大会となりました。
大会前日の14日、東京駅発JTBのバスツアーで選手の受付とブリーフィングの行われる体育館へ。
装備品のチェックは一人ひとり細かく行います。
携帯電話やコンパス、携帯トイレ、熊鈴、ファーストエイドキット、ライト2個と予備電池、保険証などなど……。全てを机の上に並べて係の人がチェック。
足りないものがある場合は会場の売店で買ってくるように指示されるそうです。
乗ったバスが1号車だったこともあり、あっさり荷物チェックが終わりブリーフィング会場に。
めちゃくちゃ歓迎されています。
そうです、この大会の趣旨は
「トレイルランニングを通じて自然への理解を深め、自然を敬う精神を養うとともに地域と関係者がふれあい、地域の魅力を広く発信して交流人口の増加と地域活性化に寄与することを目的とする」
とあるように、地域活性化もねらいの一つなのです。
大会に携わった方々の「良い大会にしよう」という想いがいたるところで感じられた大会でした。
ちょうど1回目のブリーフィングが終わった直後で後片付け中の体育館。
2回目のブリーフィングがはじまるまで、テーブルの上の天ぷらを食べましたが、これがうまい。
シンプルな天ぷらなんですけど、素材がいいのかな、すごくおいしい。
バスのなかでパンをたくさん食べて来たのに、一人黙々食事モード。
そうこうしているうちにブリーフィングがスタート。
大会委員長さんの挨拶によると北は北海道から南は沖縄まで700人弱がエントリー。
それに対してボランティアなど大会スタッフは500人体制なんだとか。
この地域にとって、実はとても大掛かりな大会?に感じられました。
大会プロデューサーの鏑木毅さん(左)と松本大さん(左)が登壇。
当日の天候や注意事項、コース概要などの説明がありました。
1回目の大会で、ウェブでもそれほど情報開示が進まなかった大会です。
やきもきしていたランナーも多いはず。
不安ばかりが先行していたので、ここでようやく生きた情報を手にすることになります。
コースプロフィールの、
・81.4km
・累積標高4905m
・競技時間15時間
……こうしてみると「15時間という制限時間が相当厳しい」というのが率直な感想。
先月の43kmが7時間強。そのほぼ倍の距離と累積標高で15時間……。
完走は難しいことはわかっていたことだ。40km台の壁を突破し、60kmを目標とすることに。
鏑木さんからは「完走できなくてもいいと思います、楽しむことが一番大切です」と
予防線のようなアドバイスをいただきました。
……今の走力では完走じゃない、楽しむことなんだ……と自分に言い聞かせます。
つづいて各コースをブロックごとに解説。
受付で配布された地図を参照にお二人が解説されます。
松本さんからは特にハイカーさんを優先し、挨拶をして歩いて通り過ぎるよう何度もお願いがありました。
今日トレランに寄せられる厳しい視線を受けてのものだと思われます。
最初のエイドA1までの区間では「ヤマビル」が生息しているとのこと。
ヒルヨケスプレーは念のため用意してきたが、できれば会いたくないよ、ヒル。
累積標高はけっこうあるけど、コース全体として走れるコースとなっているそうだ。
つまり15時間でゴールするには、あまり歩いてばかりいられないということか。
一番の注意事項は、A4(62.8km)からA5(71.6km)までの制限時間が1時間しかないが、
この区間は1時間では辿り着けないということ。
つまりA4を関門ギリギリの17時に出発してもA5の関門時間18時には到着できない。
「できれば16時には出発してほしい」とのこと。
ではどうしてこういう完走できない関門の設定にしているのかというと
A5のチャツボミゴケ公園まではできるだけたくさんの人に来てもらいたいとのことでした。
ちなみにA5からゴールまでの10kmの制限時間は2時間。
これについては「長い登りがあるが立ち止まらなければ行けるのではないか」。
ブリーフィングが終わってモチベーションが高まってきたところで、
宿泊先の四万温泉へバスで移動。
この渓流が温泉街っぽいでしょ。
宿へ到着すると既に夕方となっており、食事の時間がはじまっていました。
こうしてこのままお酒を飲んで、温泉につかってゴロ~ンとして
くだくだテレビでワールドカップでも見ていればいいんじゃないか
という温泉旅行気分を味わいながら、明日のスタート午前5時に備えて午後9時には就寝。
いよいよ非日常に満ちた長~い1日がはじまります。
(つづく)
群馬県の四万温泉から草津温泉を結ぶ80キロのトレイルレース。
第1回大会であること、そして僕にとってもはじめての長い距離の大会参加となり、
とても思い入れの強い大会となりました。
大会前日の14日、東京駅発JTBのバスツアーで選手の受付とブリーフィングの行われる体育館へ。
装備品のチェックは一人ひとり細かく行います。
携帯電話やコンパス、携帯トイレ、熊鈴、ファーストエイドキット、ライト2個と予備電池、保険証などなど……。全てを机の上に並べて係の人がチェック。
足りないものがある場合は会場の売店で買ってくるように指示されるそうです。
乗ったバスが1号車だったこともあり、あっさり荷物チェックが終わりブリーフィング会場に。
めちゃくちゃ歓迎されています。
そうです、この大会の趣旨は
「トレイルランニングを通じて自然への理解を深め、自然を敬う精神を養うとともに地域と関係者がふれあい、地域の魅力を広く発信して交流人口の増加と地域活性化に寄与することを目的とする」
とあるように、地域活性化もねらいの一つなのです。
大会に携わった方々の「良い大会にしよう」という想いがいたるところで感じられた大会でした。
ちょうど1回目のブリーフィングが終わった直後で後片付け中の体育館。
2回目のブリーフィングがはじまるまで、テーブルの上の天ぷらを食べましたが、これがうまい。
シンプルな天ぷらなんですけど、素材がいいのかな、すごくおいしい。
バスのなかでパンをたくさん食べて来たのに、一人黙々食事モード。
そうこうしているうちにブリーフィングがスタート。
大会委員長さんの挨拶によると北は北海道から南は沖縄まで700人弱がエントリー。
それに対してボランティアなど大会スタッフは500人体制なんだとか。
この地域にとって、実はとても大掛かりな大会?に感じられました。
大会プロデューサーの鏑木毅さん(左)と松本大さん(左)が登壇。
当日の天候や注意事項、コース概要などの説明がありました。
1回目の大会で、ウェブでもそれほど情報開示が進まなかった大会です。
やきもきしていたランナーも多いはず。
不安ばかりが先行していたので、ここでようやく生きた情報を手にすることになります。
コースプロフィールの、
・81.4km
・累積標高4905m
・競技時間15時間
……こうしてみると「15時間という制限時間が相当厳しい」というのが率直な感想。
先月の43kmが7時間強。そのほぼ倍の距離と累積標高で15時間……。
完走は難しいことはわかっていたことだ。40km台の壁を突破し、60kmを目標とすることに。
鏑木さんからは「完走できなくてもいいと思います、楽しむことが一番大切です」と
予防線のようなアドバイスをいただきました。
……今の走力では完走じゃない、楽しむことなんだ……と自分に言い聞かせます。
つづいて各コースをブロックごとに解説。
受付で配布された地図を参照にお二人が解説されます。
松本さんからは特にハイカーさんを優先し、挨拶をして歩いて通り過ぎるよう何度もお願いがありました。
今日トレランに寄せられる厳しい視線を受けてのものだと思われます。
最初のエイドA1までの区間では「ヤマビル」が生息しているとのこと。
ヒルヨケスプレーは念のため用意してきたが、できれば会いたくないよ、ヒル。
累積標高はけっこうあるけど、コース全体として走れるコースとなっているそうだ。
つまり15時間でゴールするには、あまり歩いてばかりいられないということか。
一番の注意事項は、A4(62.8km)からA5(71.6km)までの制限時間が1時間しかないが、
この区間は1時間では辿り着けないということ。
つまりA4を関門ギリギリの17時に出発してもA5の関門時間18時には到着できない。
「できれば16時には出発してほしい」とのこと。
ではどうしてこういう完走できない関門の設定にしているのかというと
A5のチャツボミゴケ公園まではできるだけたくさんの人に来てもらいたいとのことでした。
ちなみにA5からゴールまでの10kmの制限時間は2時間。
これについては「長い登りがあるが立ち止まらなければ行けるのではないか」。
ブリーフィングが終わってモチベーションが高まってきたところで、
宿泊先の四万温泉へバスで移動。
この渓流が温泉街っぽいでしょ。
宿へ到着すると既に夕方となっており、食事の時間がはじまっていました。
こうしてこのままお酒を飲んで、温泉につかってゴロ~ンとして
くだくだテレビでワールドカップでも見ていればいいんじゃないか
という温泉旅行気分を味わいながら、明日のスタート午前5時に備えて午後9時には就寝。
いよいよ非日常に満ちた長~い1日がはじまります。
(つづく)