日本人にとって最大の難関(?)、単語力。

歳をとればとるほど、覚えられなくなっていく・・・(´・ω・`)

高校生の時、
「記憶力は16歳を境に落ちていくから、一日10時間は勉強しろ(授業時間抜きで)」
なんて言われたっけ(゚∀゚)

(超スパルタ)

30歳になりかけている今、一日何時間勉強すれば足りるのだろう…



よく言われてるのは、「英語は英語で覚えろ」(英英辞書を引け)ってことですが、
「英語を英語で覚えるための英語がわかんねーよ!!」って話ですよね(ややこしい)


ペーパータイプの英英辞書を持っている人はお気づきかもしれませんが、
英英辞書では、単語の意味を説明するために使われている単語の数が決まっています。
ペーパータイプの英英辞書の場合、最初か最後の方に
「Defining Vocabulary」
といったようなリストがあると思います。

Longman Dictionary
http://www.frathwiki.com/Longman_Defining_Vocabulary/alphabetically

Macmillan Dictionary
http://www.macmillandictionary.com/learn/clear-definitions.html

Oxford Dictionary
(リストが見つかりませんでした…見つかり次第リンク貼ります)


(Longmanが一番少ないかな・・・?
Oxfordが一番多いらしい)

それらが「最初に覚えるべき単語」というやつです。
辞書によりますが、大体2000語~2500語程度で構成されています。
どうやって選ばれているかというと、まあ統計上たくさん使われているらしいっていうのをピックアップしているみたいです。

途方も無い数字だな~と思われるかもしれませんが、
日本の中学・高校で一般的に覚える単語数(教育指導要領上)が、
ちょうど2000~2500語くらいだったと思います。
(今は3000語くらいでしたっけ)

それらが「Defining Vocabulary」のリストに全部あるかは知りませんが、
中学・高校と真面目に勉強していれば、英英辞書を読めるくらいにはなるはず
今学生さんの方は、まずこれらをがっつり覚えることをオススメします~。

最初の500語くらいは、「a」とか「be」とか「one」とか、そういう基礎的な単語だと思いますし、
最近ビジネス業界なんかで使われ始めたカタカナ語のおかげで、
自然と覚えちゃった単語、みたいなものもあると思いますので、
実際のところ、覚えるべき単語はそう多くはありませんよ(゚∀゚)


また、英語にも、時事用語みたいなもんがあります。
オックスフォード辞書にも今年新しい単語が何語が追加されました。
なんとびっくり、「emoji」が追加されています。
可算名詞だそうで、複数の絵文字を表すなら「絵文字s」となるってことですね。不思議。

Hanako: Do you usually use emojis in your email?
Mike:   What's the word 'emojis'?
Hanako: It's an English word! Don't you know it!?
       You can look it up in the Oxford Dictionary!

とかいう会話が成り立っちゃうわけですね。不思議。

(Hanakoさんが意地悪な人になってしまった・・・全国のHanakoさんごめんなさい)

まあ「emoji」はともかく・・・
常々新しい単語が増えていますので、全部覚えようとするのははっきり言って無理です。
無理。
でも、基礎単語さえ覚えておけば、辞書は引けます。


この基礎単語を覚える時ですが、「なんとな~~~~くニュアンスで覚える」っていうのをオススメします。
もしくは文字じゃなくて、”画像”で覚える。
これは、「英語を英語で覚える」というのに、後々役立ってきます。

英単語って、1つの単語でも複数の意味を持っていたりしますよね~。
でも、そんなにたくさんの意味覚えられます?私は覚えられないです。

例えば「have」。
これは「持つ」「食べる」などの意味がありますが、
ようは「”何か”が"自分"というグループの中にある」というイメージです。

そしてこの感覚が役に立つのが、「eat」と「have」の違い。
どちらも日本語に訳せば「食べる」ですが、
eat」は「何かを食べる(噛む・飲む)行為」そのものを表すのに対し、
have」は「何かを食べる”時間”を”自分の中に持つ”」イメージです。

だから、例えば友達をランチに誘う場合は
「How about having lunch together?」(昼食を食べるという”時間”を共にしない?)
というのが自然になります。

例えば「昨日ふぐを食べたんだ!」など、「何かを”食べた”」という行為を強調したい場合は
「I ate 'fugu' yesterday!」
といったような形になります。

(ちなみに私はふぐは食べたことないです…(´・ω・`))


こんな感じで、日本語訳だけでは表現しきれない部分を英語で表現できるようになると思います。
これが英語を英語で覚えるということじゃないでしょーか。

(とか、言ってみたりして・・・・・・)

このニュアンスで覚える方法、まあぶっちゃけ常に役に立つってわけじゃないですし、
日本語で単語の意味を覚えるよりも正直辛いと思います。
特に高校生以上は、英語を日本語訳で覚えるという行為に脳が慣れきっちゃってると思うので、
日本語でいくつか覚えた後で、単語の本来のニュアンスをつかむ、っていう方法が一番良いかな・・・
英語を話しているうちに、英語で書かれた本を読んでいるうちに、だんだん自分の中にこの「ニュアンス」が定着して、いずれ日本語訳なしに自分の思ったことがスラっと出るようになると思います。
(ただスペリングなんかはただ努力して覚えるしかないですwww)

「英単語のニュアンス・イメージ辞典」みたいなの出ないかな~。
売れると思うんだけど。

それと、人間の脳は「自分が大事だと思うもの」以外は覚えられないようになっているので、
単語だけ頑張って覚えようとしても駄目です。
”自分”と繋がる文を何か作って覚えるようにすると良いと思います。
オタクなら、自分の好きなジャンルの作品とつなげて覚えてみるとか。
「strategy」を「生存戦略ぅー!!!」って覚えてみたりとか(わかる人だけわかってください)。

あと、留学を希望している人であれば、
発音記号と、それぞれの記号の発音の仕方を覚えることをオススメします。
イギリス人もこれを小学校で習います。
ネイティブですら学校で習って覚えるくらいですから、ちょっと難しいといえば難しいんですが、それだけ大事ってことです。
自分で発音できないものは、聞き取れないと言われています。
これを覚えておくと、辞書を引いた時に、どう発音するかまでわかるようになりますし、
リスニングにも役立つってことです。

(ただ、体の構造上、日本人がネイティブと同じように発音するのは難しいとされているので、それっぽく発音できる、程度で充分だと思いますw)



ここまでなんだかんだ語りましたが、私もこれらは実践途中で、この方法が自分に合っているのかどうかもわからない状態なので…
まあでも参考程度にどうぞ\(^o^)/