『福を呼ぶ  四季みくじ』作家のお多福です。
いかがお過ごしですか?


今月7日は誕生日でした。
久しくお会いしていなかった方から
傘をいただきました。


経糸に双糸(撚り合わせた糸)、
緯糸に単糸(一本の糸)を使用した
特殊な織り方をする山梨の織物。

一日に4m程度しか織ることのできない
大変貴重な生地でつくられた傘です。

私のイメージで選んで下さったのは
まさかのピンク、笑。

甘すぎず、
まるでハスの花の蕾のような色でした。



傘が届いた翌日はちょうど雨降りだったので
傘をさして、歯医者さんへ。

外側はグレー。
傘を開くとピンク一色。

周りの人から見える色と、私が見ている色の世界は真逆というくらい違う。


カードには。
「雨に濡れないように」
と一言添えられていました。



皆さんは、
エンパシーという言葉をご存知ですか?


ぼくはイエローでホワイトで、

ちょっとブルー

という一冊で出合った言葉。

シンパシーは共感といった感情の動き。

エンパシーとは、
この一冊に登場する男の子の言葉を借りるなら、

「自分で誰かの靴を履いてみること」。

相手の立場になって物事を捉える、考えるという能力。

Kappoウェブで音楽家の佐藤那美さんの記事を書きながら、この言葉がふと浮かんだのですが、誕生日に届いた傘で再び、エンパシーという言葉の意味を思いました。

みんな違うし、違っていい。

たとえわかり合えないと思っても、相手はどう思ったのだろう、相手から世界はどう見えているのだろう、と想像してみることが大切。

この傘を贈って下さった方とはわかり合えないなぁと思って、自然と距離ができたのですが。

エンパシーな傘だなぁと思いました、笑。

大好きな佐藤那美さんの記事です。

https://kappo.machico.mu/articles/2861


AGLAで新たな記事も公開中です。

https://uranatte-me.com/uranatte-me/life/6270/


是非、お読みください。

そうそう、飛行機の中でダブルの虹を見ました。皆さまに、お福分けを

キセキのような虹でした。





福ふく