住宅の断熱化の進行に対し開口部で一番進んでいるのが玄関です
最近の玄関ドアは断熱パネルを扉に使いパネルに装飾を施して
デザインされたものが多くなっています
断熱パネルを使うために起きる現象に「扉の熱反り」があります
熱反りとは室内から見て扉中央が室内に反る「内反り」
外側に反る「外反り」の現象をいい、扉が内反りすると扉のほぼ中央部で
錠によってロックされている時上下に隙間ができ、断熱、気密性への影響
や扉を閉めていても外の光がもれるといった現象が起きる事あります
逆に外反りするとロックが掛からないといった現象が起きることがあります
特に冬の朝、朝日が玄関ドア表面に直射日光で暖め始めた時に熱反りが
発生する可能性が高い
この場合は外が暖められる訳ですから外反りになります
しかし、これは木製ドアが湿気によって反るのとは違い
一次的な現象なので気がつかないケースがほとんどでしょう
様々な環境条件によって発生するため再現性もないのです
最近のメーカーのものは、まずドア材についている戸当たり材が厚くなっています、戸当たり材で熱反りの量を吸収してくれます
最後にプランの対策になりますが出来るだけ冬の朝に直射日光を受けない位置にドアを設定する
ポーチや庇または木などで遮るのもよいかもしれません
まどまど通信より
ぼんぼん