こんにちは!FPの前田です。
久しぶりの登場です!
今日は最近何かと話題の「身代金ウイルス(ランサムウエア)」について、その内容と対策方法をお話しします。
このウイルスは先日欧州を中心に被害が広がっているということで、日本でも気を付けるよう呼びかけがありましたが、
そもそも身代金ウイルスっておわかりですか?
簡単に言うと、このランサムウエアというウイルスに、パソコンが侵されると、
・PCの中のファイルを暗号化されて、自分では使えなくなる。
・そしてそのファイルを使えるように元に戻すためには、金銭(身代金)を払えと要求してくる画面が表示される!
といったこんな悪質なウイルスなんです。
いつも思いますが、パソコンが侵されるウイルスというのは、インフルエンザウイルスのように自然発生ではなく、
あくまでも悪意を持った人間の仕業!
このウイルスに侵されたら、どうしてもパソコンを使わないと仕事ができないなど、やむなくその身代金を払ってしまう可能性もありますよね。
腹は立ちますが、ウイルスを作った奴は相当頭がいい!って感心もしてしまいますが、やはり犯罪は犯罪!この世から失くさなければいけません。そして対策しないといけません。
このウイルスの感染経路は、会社などの同じネットワーク内の1台が感染したら、その会社内に次々に広がるのがたちが悪いところです。
欧州では病院などでも感染によって被害が出たという話もあります。
最悪の場合、人の生き死ににかかわる重大な犯罪です。
ちなみに感染したら次のような画面が表示されます。
びっくりしました?
これを見ても感染しないから安心してくださいね 笑。
文章の言葉は比較的柔らかいのですが、内容は下劣!
金を払わないと、ファイルを回復できないぞ!と脅してくるわけです。
※こんなこと書いてると、私のパソコンも狙われるかな?
いやここはあなたのために勇気を出して、つぎは対処方法をお話しします。
この身代金ウイルス(ランサムウエア)が広がった理由は、
このウイルスが大変手が込んだつくりになっていて、
Windowsに潜んでいる弱いところ(脆弱性)を突き、
ウイルス自ら同じネットワーク内のパソコンに次から次へと感染を広げる点が、被害が拡大した理由の一つです。
そこで問題になるのが、そのWindowsの弱いところ(脆弱性)ですが、
実はマイクロソフトは、この3月にこのウイルスに対応したセキュリティ更新プログラムを配信していたのですが、更新していなかったパソコンが多くあったため、ウイルスが拡大したと言われています。
要するに、
パソコンを常に新しい状態にしていたら、(セキュリティ更新プログラムを面倒がらずに行っていたら、)ここまで被害は広がらなかった可能性があります。
あなたのパソコンは大丈夫ですか?
いつも面倒がらずにWindowsのセキュリティ更新プログラムを実行していますか?
まさか、自動更新させないように設定していませんよね?
最近Windowsの更新をしてないなあという方は、今すぐにでも更新をしてください。なめると痛い目にあいますよ!
また、マイクロソフトでサポートが終了している、Windows XPやVistaなどを使い続けている人も要注意です。
サポートが終了していますので、先ほどのセキュリティ更新プログラムは配信されていませんから、ウイルスからは裸同然に見えています。
※マイクロソフトも今回の事態を重く見て、今回のウイルスに限りXPとVISTAにもセキュリティ更新プログラムを配信したようですが、次回はわかりません。
※またすでに感染したパソコンには、この更新プログラムを実行しても暗号化されたファイルは元に戻りませんので、やはり古いOSは使わないほうが良いということです。
人間だって裸でずっといれば風邪をひきますよね 笑。
ということで、
この身代金ウイルスから自分のパソコンを守る方法は、
・マイクロソフトのサポートが切れているOS(XPやVistaなど)は使わない!
・Windowsのソフトウエアは常に最新のものアップデートする。セキュリティ更新プログラムは実行してください。
・ウイルス対策ソフトの導入。
・そして、他のウイルスの対策にもなるので、
バックアップソフトの活用。これはWindowsに標準装備されていますので定期的にバックアップを取ってください。
ということで、必ずセキュリティ更新プログラムを実行して、少しでも悪質なウイルスにも対抗できるようパソコンを最新の状態にしておきましょう。
これは、パソコンに限らず、スマートフォンなどでも同じことが言えますよ。自分の使っている機器は常に新しい状態にしましょうね。
以上、簡単ですが身代金ウイルスのお話と、セキュリティの更新の件でした。マイペースになりますが(笑)、またブログを再始動しますので今後ともよろしくお願いします。