今日は障害年金申請のために、バスで年金事務所に向かっています。
余談ですが、わたしはバスに乗るのが好きです。
故郷は鉄道のない地域で、唯一の交通手段がバスだったことから、町に出る時は必ずバスだったし、中学高校と片道30分バスに乗って通ったので、乗るのに抵抗がありません。
むしろ、のんびりゆっくり町や郊外を走っていろんな景色を見せてくれるのがとても楽しいです。
特に、夕暮れ時がいい。街灯が灯る頃、オレンジ色の灯が尾をひきながら後景に流れ去っていく様を見ていると、自分が時間の流れからポッカリと浮かび上がって自由になっているような感覚にとらわれます。そんな時、過去や未来のことに思いを巡らせるのが、たまらなく好きです。
だから、外国にいた時も、地下鉄もあるのにわざわざ遠回りのバスに乗って夜景を見ながら帰る、なんてこともしていました。
もう、何の記事だか分からなくなりましたが、障害年金のことですね、、、
人口肛門、新膀胱を造設した人は、障害年金を受け取る資格を得ますが、厳密にはいろんな条件があります。
まず等級の問題。
人口肛門か新膀胱のどちらか一つの場合は、障害年金等級が3級になります。その場合、厚生年金保険に加入していないと、障害年金の対象にはなりません。厚生年金保険というのは、民間企業に勤労している人のための公的年金です。つまり、人口肛門があっても、企業に勤務していないと障害年金を受け取る資格はありません。より正確には、初診日にどの年金にはいっていたか、という基準です。
わたしも最初に年金事務所に問い合わせた時、国民年金への加入だったため、障害年金を受け取れないだろう、と言われました。ダブルストーマでも変わらないか?と言いましたが、そんな話は聞いたことがない、と。
で、調べてみました。そうしたら、年金機構のホームページに、人口肛門と新膀胱が重複する場合、2級として扱う、つまり国民年金でも資格がある、と書いてありました。
そのページ https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/ninteikijun/20140604.files/0000028937hKpx1dtNGk.pdf
これを根拠に事務所に行ったら、申請用の書類をもらうことができました。
その後、診断書などを揃えて事務所に行ったのですが、診断書の医師の署名欄に診療科の記載がない、とか、昭和、平成の欄に丸が付いていない、とか、記入必須の欄に記入がない、とか、そういった不備を指摘され、また何箇所かの病院とやり取り、、、。
それらを訂正してもらったので、今日また改めてトライ、ということになります。
はてさて、どういうことになりますやら。
現在、まとまった収入が定期的に入るという状況ではないので、あきらめずに通おうと思っています。
追記
事務所でのやり取りを終えました。
現在の状態に関する診断書で、年間の通院回数の記載がなかったため、そこを記入してもらいたい、とのことでした。
これがなければ、現在も通院しているのかが分からない、と。
これは前回のチェックでは指摘されなかったことです。
病院に申請に行くのと書類を取りに行く2度の手間が増えたことになります。
ホイホイ動ける訳ではないので、書いてもらう時間を含めて、やり取りにはひと月弱かかるでしょう。
でも、それが揃えば事務所には行かず、書類を郵送するだけで良いそうです。
今回の方はかなりしっかりした方でむしろ助かりました。前回はまだ慣れていない人のようで、途中で上司?に判断を仰ぎに行くという場面もありました。
申請の時には、できればしっかりした方に、続けてお世話になるのがよいですね。面談の時には必ず名刺を貰えるので、事務所に行く時には名指しで指名するのも良さそう?
そういうことができるのか、やったことはないですが。
不備を何度も指摘されると、時間稼ぎしてるのか!なんて勘ぐってしまいがちですが、とにかくカウンターの向こうにいるのも働いている人間なんだから、怒りや不満をぶつけて自分で敵にしてしまわないように、と思っています。
障害年金申請用の診断書を書くための医師向けのハウツー本があったり、障害年金申請の代行?が商売になっているというのも、よく分かります。