いまだ夢の中の如し | 忍城おもてなし甲冑隊公式ブログ

いまだ夢の中の如し

いいやんばいです。

花見の散策に、装束遊戯をたしなむ方々が集うての賑わいより一夜明け


静かな月曜日の忍城址裏庭に敷き詰められた花びらたち

酒巻導水路にて一輪が咲くをみつけた三月二十四日より十四日め
足軽の花見も千秋楽が近づいているようでございます

満開の下で迎えたひとり城番を経てもなお
散る様を楽しむのも春のならわし

本丸土塁も


水面も


古墳も


かように彩られるのは年のうちでもわずか幾日のこと

城と桜
堀と桜
水辺と桜
古墳と桜
鉄籠と桜
武将、姫と桜
足軽と桜

桜に合う景色がこれほどまでに楽しめる
行田の春は最高だがねと

江戸の町の祭りのような花見の賑わいも一興ながら
ひねもすのんびりと眺めてよし、めぐってよしの花を楽しめる
春の行田は花見の穴場と
声を大きくして申し上げたなら

終わりが近づき名残惜しくも
忍の桜を次の春の楽しみに加えてくだされば
有り難き幸せと

鬱蒼と繁る木々に守られていた戦国の世の忍城も
現代は桜の名所と
風流を好まれた御館様が戻られたならば
観桜会を催してみては如何かと
遠くに呟く

四月六日、本日城の日

だんべ