ぼくが目撃したあの「美しい瞬間」ーー日産・桃神祭観戦記 | おしえて兄さんのアイドルと音楽と[ブログ]

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4人組ガールズユニット TEAM SHACHI をメインに、いろいろと。音楽も好き。


ぼくが目撃したこと、

そしてみんなにどうしても伝えたい「瞬間」を、

この文章の最後に書きます。




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「熱く、そして儚い夏を刻もうーー」

(昨年の日産Blu-ray特典映像、最後のナレーションより)

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ももいろクローバーZ


「ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~」



暑い!そしていきなり冷たい!


夏ならではの殺人的気温と、突然の雷雨でびしょぬれの体。

体力の消耗と戦いながらの観戦でしたが、十分満足の行く、魂のふるえた公演でした。


初日LV、そして二日目現地という参加の仕方を選んで。

映画館の大画面でメンバーの表情を楽しみ、現地でその雰囲気を知る。

それぞれが補完しあって多角的・立体的にライヴを「体感」することが出来て楽しかった。


大掛かりで迫力のあるセットに圧倒され、アクションのかっこうよさに狂喜し、

特効の派手さにおどろく。

大箱ならではの演出は、やはり年に数度しかない「ビッグマッチ」の華やかさを楽しませてくれました。



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特に印象に残ったのは、花柳社中ほかの踊り手の皆さん。

その楽しげであっけらかんとした明るい踊りは、まさに「お祭り」。

見てるだけでニコニコしてしまいました。

LVでは壮観な全体像も把握できた。

あのしあわせな時間。

ああぼくも日本人だな、と思い知りました。最高。


さらに、LVの五人全員による画面への放水銃は本当に嬉しいものした。

まさにライヴに参加してる、その感じが疑似体験できたから。

終演後のコメントもメンバーが心から楽しんでいたのが伝わって笑顔になります。


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印象に残った曲を。


・ロスチャ:

涼やかな曲想が夏にマッチし、どこか宇宙的な世界観が野外=空の下で響く不思議な感じを味わいました。


・堂々平和宣言:

そうよ、これよ!!!

大好きなんです。もう頭から最後まで踊り狂ったよ。二日ともやってくれて大満足。


・どどんが節:

まさに今回のコンセプトにぴったりな曲!サビの太鼓を叩くフリを全力でやって筋肉痛にw


・MOON PRIDE:

特筆すべきは歌のうまさ。難解な曲で「うまく歌えるのか?」と思ってたけど、

想像以上の歌唱のクオリティでびっくりしました。ハモりもうまく出来てたと思う。


・灰とダイヤモンド:

もうなにも言うことがありません。心からの感動とはこういうことかと。

夜空の下に響く歌声は、なにものにも代え難い美しいものでした。



そうだ、今回新たに加わったココナツの「ブレイク」にも言及死ねばならないでしょうね。

サビ前のあの「タメ」。

サビに入った瞬間の熱狂を否が応でも増すあの演奏は、

これからも続けてほしいですね!あの人気曲が、さらに強力なものになりました。



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今回、あーりんの歌唱の安定感にも驚きました。

外さないメロディ。最近苦しそうな高音も、努力(表情からも分かります)とテクニックで乗り切る。

そのプロフェッショナリズムに感銘を受けた。

歩けない時に人知れず意識を高めていたのかな?と想像するぐらいでした。



そして杏果。

ひとこと、至高。


明るく朗々と響き渡るのその美しい歌声は、いままでに増してさらに美しく。

伸びやかな声はどこまでも、夜空に届かんばかりに外へ外へ放たれてゆく。

強く押し出す歌唱よりも、「引き」の美学を新たに獲得したような瞬間も多数ありました。

声を張らずに抑えて、やさしげな歌い方で感動を誘う。

まさに見事な歌唱法です。あらたな扉をまた開いたな、頼もしいなと感じました。



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あの瞬間。

ぼくが幸いにも目にすることができた美しい瞬間をみんなに伝えたいのです。

今回、席はステージからいちばん遠いアリーナ最後列でした。
それはつまり、花道に対すると「最前列」ということです。
その場所の恩恵を十二分に受けることが出来ました。
すごく嬉しかった。
狂喜乱舞するくらい。

近さはもちろん、演出上ぼくの目の前が指定されたポイントのようで、
目の前でメンバーが立ち止まってくれる!

たった10メートル。

「すぐそこ」の距離にあこがれのメンバーが立っているのです!
しかも「最前列」、目の前をふさぐお客さんや構造物はいっさい無い!
スタイルや背丈(の小ささ)はもちろん、表情まで手に取るように分かります。

声を張り上げ、大きく手を振って呼びかけるぼくと周囲の人びと。

「しおりんの次に杏果も来た!!!」


……メンバーに思いっきり手を振ってる時に、目の端、左の方にひとりの女の子が目に入りました。
(ぼくは花道最前列ですが、席の配置で左手ななめ前方にもお客さんはいました)

7~8歳くらいかな?

ちいさなちいさなももクロファン。

となりには私服のお母さんとおもわれる女性がいる。

モリフのあの恰好で、額には手ぬぐいを巻き両手にはサイリウム(ポキッと折るタイプ)。


全身緑色です。


全力で声をあげてるのがぼくの耳にも聞こえました。
「ももか!ももか!」その声がはっきりと。

杏果ちゃんがスタンドに手を振りこちらに目を向けた瞬間、
あるいはきっと声が聞こえたのでしょう、女の子に気付いて立ち止まる。

さらにはしゃがみ込んでくれたんです。
ひざをくっつけてちょこんと。
手を振って、声をかけて。
満面の笑顔で。

それはもしかしたらとても短い時間なのかもしれませんが、ぼくには長い長い夢の時間に思えた。
まわりのお客さんもそれを見てみんな笑顔になった。
幸せの共有。
そして感銘。


杏果が颯爽と立ち去った後、女の子はお母さんにしがみつきました。
服の裾をキュッとつかんで、顔をうずめて。


ああ、泣いてる。感動して泣いてる。


憧れの存在に手を振ってもらったこと、声をかけてもらったことがどんなに嬉しいか。
小さな心に刻まれた短いけどきっと長い瞬間はどれだけ尊いものだったか。


これこそ「ヒロイン」、これこそ「アイドル」の存在意義だな、
そしてそれを彼女は見事に体現してるなと感じて、ぼくは心の底から感動しました。

それはきっと、あの女の子も同じなんでしょう。


おそらくカメラにもまったく映ってない
小さな出来事を共有したくて、
きっとみんなに知ってほしくて
ぼくはこの文章を書いています。




以上、
ぼくが目にした事実は伝え切ったつもりです。

でも、強く揺さぶられたぼくの心の動きがわかってもらえたかどうか不安です。

ただ、ももクロを深く愛するファンの方ならば、強くうなずいてくれるんじゃないかと信じています。













そう、あなたのことです。














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2014.7.26 - 7.27


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【追記(7/30)】


共感して頂いた方から、おびただしい数のコメントが寄せられてきました。


あの瞬間を目撃していた方が(ちがう角度からにせよ)ぼく以外にも多くいたことに驚いてます。

どのコメントからも熱い想いが伝わってきます。


当ブログの本文よりも愛があふれているので、ぜひご一読下さい。



………うれしいなあ。


おいらちょっと泣いちゃった

(´;ω;`)ブワッ