自主国防体制の構築・YP体制打倒の立場から、官邸前にて全憂会議・山口祐二郎議長同志他と共に辺野古新基地建設反対を訴え続ける月例抗議。今回は基地問題と合わせて、先日可決された対米盲従の安保法案に対する抗議も行った。
私の読み上げた抗議文要旨。
内閣総理大臣 安倍晋三に告ぐ
先日の国連総会に出席した安倍総理は、一連の安保法案を可決し、国際社会に更なる人的貢献を果たすことにより、国連安保理の常任理事国を目指すと演説で表明したが、笑止千万である。
米・英・仏・ソ・中が牛耳る国連はそもそも日本やドイツを仮想敵国として、押さえ込む集まりとして発足した。その象徴は未だ残る『敵国条項』である。
現在、国連の意味合いも変化し、敵国条項は死文化したとの声もあるが、ロシアは此れを持ってして北方領土不法占有の根拠としている。
敵国条項そのままに常任理事国入りなど笑わせるな。
そもそも自衛隊を米国に差し出すこの度の安保法案の、どこが戦後体制からの脱却なのだ?
戦後体制とは何か? 簡潔に云えば「日本は悪である」との認識だ。
先の大戦、日米開戦。原因の一つは人種差別主義者にして親中家のルーズベルトの策略によるところも大きい。そして広島や長崎の原爆投下。全ては日本の侵略に対峙するための正義としている。
この「日本は悪である」との認識は米国のみならず、GHQの占領政策によって、今でもわが国の左派・リベラルの一部に蔓延している。
中国や韓国が「日本が悪かった」と唱えるのなら兎も角、あれだけの民間人無差別殺戮を繰返した米国に、わが国を責める道理など無い。
戦後体制からの脱却とは何か?
それは皇軍である自衛隊を米軍の下請けに貶めることではない。「日本は悪である」との認識を払拭することに尽きる。その為に何が必要か?
一、米国に対し、広島・長崎原爆投下の謝罪を求める。
一、国連の敵国条項撤廃を求める。
一、先の大戦で被害を与えたアジアの国々と強固な信頼体制を構築する。
これらが成されて初めて、わが国にとっての戦後が終わる。
くれぐれも安保法案や、進駐軍である在日米軍に新たな基地を差し出す愚行など、「戦後体制の固定化」に他ならない。対米盲従に邁進する安倍晋三は猛省せよ。靖国の英霊も泣いている。