言葉の引き出しの多さに感嘆! | ADELANTEの英語とスペイン語が好き

言葉の引き出しの多さに感嘆!

今日は短い番外編です。

日本人の喋る英語は、多くの場合、私にとってかなり聞き取りやすいのですが、「俺は英語ができる」と自負されている日本人の方の巻き舌の英語はかえって聞き取りにくいことが多々あります。数ヶ月前、私が再就職のため面接をうけたていたときのこと、あなたの英語能力は面接で判断しますと仰っていた日本人社長の英語は、何を仰っているのかよくわからず60%ぐらいしか聞き取れませんでした。(癖の強いインド人や中国人、フランス人の英語のほうがまだ聞き取りやすかった) で、もちろんその会社は落選でしたが・・・。

母国語の癖はなおらない。無理に自己流で外国人ぽく喋るのは弊害も多いと実感した次第です。

以前、超一流の通訳者の喋る英語をきいたことがありますが、彼の喋る英語のイントネーションは日本人英語そのものでした。(今の外国帰りの若者はもっと流暢に喋ります) ところが、彼のプロとしての凄さは、その言葉の引き出しの多さでした。日本人スピーカーの喋る日本語らしい日本語を、似ているようで似ていない微妙にニュアンスの異なる日本語での表現を、さまざまに言い換えて、見事に分かり易い英語に通訳していていたのです。

これぞ、プロでした。