メモのとり方 | 幼妻日記

メモのとり方

複数の友人にCcでメール出したら、そのうちの一人から質問がきました。
> 「鈴木(仮名)新」の「新」って何?

私は驚きました。だって、なんで送信した人が「鈴木新」をみれるの?
あれは私のPCの宛先一覧の中で私が勝手に付けた相手の名前ではないの?
鈴木さんは最近新しいアドレスを増やして、そっちの方が頻繁にチェックするからと言うので宛先一覧に追加しといたんだけど。

じゃ、何?
「いじ・かおる」さんの名前を入力しようとして、「意地悪」がでたけどめんどくさいからそのままアドレス入力して出していたメールは、相手にばれてたの?
いつもあだ名で呼んでるから姓が出てこなかったスキンヘッドのおじさんを「つるっぱ」って入れてたのも、ばればれなわけ?

あー、これにより、あの忌まわしい夏の記憶がよみがえる。

あれは卒業大学の同業関係者が毎年七月に集うセミナーでのこと、
一応全員付けているネームタグは文字が小さいし、どの会社・機関の人なのかわかった上で話を聞いたり応答したりするほうが好ましいと思うし、のちに思い出すのに便利だからと、私は自己紹介している人の特徴を簡潔に出席者名簿上に小さく書き込んだのでありました。
お察しのとおり「せんだみつお」や「ひげづら」、「バーコード」「ヤクルトおばさん」等々。

さて、会も終わりにさしかかった最後の休憩の直後、
ない、ないのです、私の名簿。冊子に挟めて席を移動した時気づきました。

そして、司会者がマイクと何かの用紙を持ちました。
「どなたか、出席者名簿、落とされませんでしたかー?」
「えーっと、メモが・・・・(メモの内容に気づき、二倍に大きくなった瞳)ちょっと、いえ、いろいろ・・書いて・・・あります・・・」

隣でのぞき込む副議長。あーん、見ないでー。あー、回覧しないでー。

勿論、自分のものであると申し出る勇気はありませんでした。
その後、私のメモの取り方は変わったのでした。