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元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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元レンタルビデオ屋店長の映画感想

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アメリカの大手穀物商社に勤めるマーク・ウィテカー(マット・デイモン)は将来を嘱望された優秀な社員だったが、会社が国際価格カルテルを結んでいると内部告発する。告発を受けたFBIは捜査を開始してマーク・ウィテカーに物証を迫るものの、重要証人である彼は供述を二転三転させ、立件自体が困難になっていく。


スティーブン・ソダバーグが、「チェ」「エリン・ブロコビッチ」に続いて、実話を映画化。マーク・ウィテカ(マット・デイモン)は、33歳の若さで大企業の重役に上り詰めた男。愛する妻と子供たちに囲まれた良き家庭人、給料は35万ドルのエリート。そんな彼が会社の不正を内部告発する。彼は、なぜ告発したのかが、いまいち分からなくて、正義のためなのか、英雄になりたかったのか、ただ単に目立ちたがり屋なのか、主人公の言ってることが二転三転する。

告発したけど、自分が昇給すると知って告発をキャンセルしたり、FBIに証拠集めを頼まれると、007気取りで、自分のことを007の2倍賢いから「秘密謀報部員0014」などと言い出したりして、大きな子供なのだ。

こんな主人公にみんな翻弄されていくさまは、面白くもあり、悲しくもある。悲しいのは、頭はすこぶる良いのに、大人に成りきれていなくて、大嘘ばっかりついているから。日本人で、結構いそうなんだよな。

ソダバーグは、一人の人間が巨大な権力に向かっていく作品が多い。ほとんど映画では起伏がなく、淡々と物事を語るソダバーグ映画なので、見る人を選ぶ。

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音楽が、なかなかコミカルで良かった。

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日本企業が実名で出てくるのが興味深い。(味の素)

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ソダバーグなので、ちょっと分かり難い作品ではあった。(見ている側は混乱するし。)

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最初、このマッド・デイモンの体は、何かくっ付けてるのかと思っていたけど、体重15㌔も増やしたのね。