ギャレ大阪閉館へ・・・どうなる跡地開発 | 三越伊勢丹を応援するブログ from Osaka

ギャレ大阪閉館へ・・・どうなる跡地開発


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大阪のヤングファッションをリードしてきた、JR大阪駅西側にあるエキナカ専門店街「ギャレ大阪」。


来年の3月に閉館されることとなった模様です。


位置としては、JR大阪駅高架下に位置し、南側には西梅田への玄関口となる「桜橋口」側にメインの入り口、北側はJR大阪三越伊勢丹と壁一枚で接する、そんなところです。


閉館が決まる前までは、京都駅ビルの専門店街「ザ・キューブ」のように伊勢丹との一体化を図るのではないかと思っていた矢先の出来事で、正直驚いています。


ギャレのテナントの多くは、伊勢丹と同じ「ノースゲートビル」内の専門店ゾーン「ルクア」に入居するのでしょうか。そうなると、「チャオパニック」や「ルイス」といった10代後半~20代前半に支持の高いブランドや、ギャレの強みとも言えるアウトドア系のブランドのルクアへの集積が期待できます。


で、鍵となるのは「ギャレ」跡地の利用法!


先に触れたように、ギャレは西梅田に近い桜橋口に面しています。西梅田といえば、ヒルトンプラザやハービスなどのハイエンドSCが集積し、スーパーブランドも数多く入居しています。この西梅田と伊勢丹を結ぶ最短経路として、線路下を南北に貫く幹線道路となるのですが、これが非常に暗く物騒な感じ。


で、たとえば、このスペースに伊勢丹が入居するとなると、西梅田と伊勢丹が事実上直結し、集客には大いに寄与しそうです。伊勢丹の場合、おそらく婦人雑貨の売場を念頭にするか、本館から少し離れているので、設置を検討している「イセタンガール」も面白そう。オトナの街一辺倒だった西梅田が、感性の高い若者まで引き寄せるとなれば、非常に期待を持ってしまいます。


あと、私が非常に有力に見ているのは、中央・東口に続く西側コンコースを刷新する可能性。東側の御堂筋口コンコースは、1階部分にあった「ダイニングコート」を撤去したうえで、中2階の通路が撤去され、非常に天井も高く、広々とした空間が広がっていますが、中央コンコースと西側の桜橋コンコースは依然として中2階の通路が存在し、おまけにバリアフリーも進んでいません。ちょうどこの部分の1階が「ギャレ」ですから、ここがなくなると大阪駅のバリアフリーが一段と進めやすくなります。現に、桜橋口は改札付近を一新させただけで、通路やホームにつながる階段などは古いままです。


おそらく、桜橋コンコースをフラット化したうえで、改札内南北通路を設置、北側には「桜橋北口」などを設置し伊勢丹に直結させるか、現在の桜橋改札を撤去し、南北通路を自由化、その脇に券売機ときっぷうりばを設ける構想のどちらかになるでしょう。私としては後者になってほしい。西梅田方面からの集客を意識したほうが、伊勢丹にはおそらく有利となるでしょうから。


「橋上駅舎」や「屋上プラザ」の影に隠れてしまっている感のある1階のコンコース。地上レベルの動線をどう整備するのかも、来年のオープンに向け注目のしどころです。