昨日はスパイダーと試合。
彼はノロ疑惑があり極度の下痢だったらしく、腹部を徹底的に攻撃。スパイダーは試合中にトイレに行くほどの非常事態に。場外カウントぎりぎりでトイレから帰ってきたスパイダーはトイレットペーパー片手に怒涛の反撃。
自ら仕掛けたスプラッシュで再びスイッチが入ったスパイダーに鬼のキチンシンクをくらわし、前かがみになったところを飛びつき回転えび固めへ。
踏ん張るスパイダーは力を入れすぎたのか、私の顔の前で放出。そのままバーミヤンスタンプ風に丸め込まれ、あまりの異臭に私は気を失った。
スパイダーに初敗北。
今日の試合はハヤタマン。フライングクロスチョップを主体としたファイトスタイルで私がペースをつかむが、場外戦になりハヤタマンの凶器攻撃に悪戦苦闘。
最後はリング上でパイプ椅子でボコボコにされ、そのまま反則決着に。
私はマイクをとり、ハヤタマンに向けて、
いつまでそんな反則技に頼っているんだ、正々堂々と戦い私を倒し、本当に私を越えてみろ。と挑発。
花道を引き換えし、武器を持たず正々堂々と向かってきたハヤタマンを私はパイプ椅子で迎えうち、とどめとばかりにロープに振り顔面へパイプ椅子攻撃を仕掛けたが、ハヤタマンはハンドスプリング・オ-バーヘッドキックで椅子ごと私を吹き飛ばし堂々と帰っていった。
私はというと、倒れた私の鼻柱にパイプ椅子が落ちてきて完全KO状態に。
フラフラの私に吉野レフェリーがトドメをさす。
「今、ハヤタ選手は反則なしで正々堂々と向かってきましたよね?」
「タイガースマスク選手は武器を使ったうえに、蹴散らされましたよね?」
「これは、ハヤタ選手に本当に越えられた、と考えてよろしいんですか?」
逃げ帰る私。
「タイガース選手!会場の皆さんに一言ないんですか?タイガース選手!」
私は小さな声で、その件に関しましては今、調査中ですから、と答えるのが精一杯だった。
どうも調子が戻らんな。