人名についてのさほど重要でない知識です | ポルトガル語学習のブログ

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あえてポルトガルのポルトガル語中心です。
言語学ネタも少しだけ。

高校で世界史を勉強した方は知っているとおもいますが
ヨーロッパでは人名も自国のことばに翻訳します。

たとえば、John(英「ジョン」)は次のように訳されます。

Jean(仏「ジャン」)
Johann(独「ヨハン」)
Ivan(露「イワン」)
Giovanni(伊「ジョバンニ」)
Juan(西「フアン」)
João(ポ「ジョアン」)


ポルトガルが世界史でメジャーになっていた大航海時代に活躍した
コロンブスとマゼランは、ポルトガル語では次のようになります。

Cristóvão Colombo(クリストヴァン・コロンボ)
Fernão de Magalhães(フェルナン・デ・マガリャンイス)

ちなみに、Colomboはリスボンで最も大きなショッピングセンターの名前として
つかわれています(ベンフィカの本拠地ルーススタジアムが近くにあります)。

また、マゼランはポルトガル人なのですが、航海のスポンサーがスペイン王室
だったので、ポルトガルでは扱いが軽い感じがします。
(ヴァスコ・ダ・ガマの扱いを考えると不当に軽く見られているというか)

名前でもう一つ思いだしたので、余談ついでにかきます。
イギリス王室のダイアナ妃の二人の王子(ウィリアム王子とヘンリー王子)は
ポルトガル語ではGuilherme(ギリェルメ)王子とHenrique(エンリケ)王子になります。
知ってないと「誰?」ってなりますね。