【Advent Calendar】Adstirというサービス
お久しぶりです。
Androidアプリ「ディズニー待ち時間」でおなじみのふるしんです。
twitterIDは @furusin_oriverです。
このエントリはAndroid Advent Calendarの12/19(水)裏記事のものです!
昨年は上記「ディズニー待ち時間」の開発秘話を記事にしましたね!
あれからもう、早くも1年
リリースから僅か1年でDL数は60万を超え、
546件の評価のうち420件と、
約77%の方々から5つ星を頂くという
大変嬉しいアプリへと成長しました。
※4つ星を含めると93%
(2012/12/19 20:30現在)
これはご協力いただいた皆々様のおかげだと思っています。
本当にありがとうございます。
近々、このアプリに関して大規模リリースを予定しています。
アプリの改修も含め、お楽しみにしていてください。
さてさて、本題です。
今日は面白い話を聞いてきました。
完全なるステマです本当に(ry
今日お話を聞いてきたのは、スマートフォン特化型広告配信SSP 「AdStir」です。
HPはこちら
AdStirとは、アプリ内の広告表示枠をコントロールして
広告配信のロスを最小限に抑え、より高い収益を得るための機能
だ、そうです。
世の中には、非常に多くのアドネットワーク※が存在します。
※アドネットワークとは、インターネット広告のうち、広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信するタイプの広告配信手法である。または、そこで形成されたネットワークのことである。
アドネットワークとは - IT用語辞典バイナリより
例えば、次のようなサービスがアドネットワークと呼ばれます。
などなど。
googleのAdmob、AdSenceが有名どころでしょうか。
SPiREは頓智ドットと資本・業務提携しているようなので、
この界隈ではご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
本日は4番目のmotionBEATが提供するAdStirについてお話を聞いてきました。
これらのアドネットワークを制御し、
その時一番高い広告(ネットワーク)を表示することを
可能とするシステムが、AdStir(だそう)です。
AdStirと同じようなサービスで、他にも
等といったサービスがあります。
今日はお話を聞いてきたAdStirについて話を進めます。
HPはこちら
トップページもシンプルでオシャレですね!
と思いましたが、上に列挙した各種アドネットワークも
なかなか凝ったデザインのHPが多かった印象です。
そういった業界の流れなんでしょうかね。
まずはユーザ登録してみます。
登録画面はこんな感じ。
step2では、アプリの情報を入力します。
カテゴリが非常に少ないですね…
しょうがないので、「アート&エンターテイメント」で進めます。
(後で設定いじれました。バグかなぁ?)
情報を全て入力して登録すると、仮登録メールが送信されます。
そこら辺のWebサービスと同じような流れですね。
仮登録メールに記載されているURLから本登録を済ませると、
次のような画面が表示されます。
ここでは、表示するアドネットワークの優先順位(配信比率)を設定できます。
例えば
Admobだけを表示したい
という場合なら、Admobを99%にして、AD-STAを1%にします。
※2012/12/31まではAD-STAは必ず1%以上でなければなりません。
それ以降はサービスが終了するので考慮不要です。
海外ロケール端末の配信比率設定をするのチェックボックスに
チェックを入れることで、日本以外のロケールの端末に表示するアドネットワークの
比率を設定することも可能です。
アプリに広告を表示している人が最も考えることは
エロ広告が表示されたら困る
ということではないでしょうか。
AdStirではエロ広告に関しても考慮されており、
広告の種別によって表示のOK/NGを設定できるようになっています。
デフォルトでは全てOKとなっていますが、表示したくない種別の広告を
手動でNGとすることが可能です。
ディズニー待ち時間は若い方がユーザの中心ですし、
夢の国に行ってまで政治や金融に関する広告なんて見たくないと思います。
(そもそも広告が邪魔だという声もありますが…)
例えば次の図のようなやつですね。
そういう場合は、政治や社会、金融をNGにすればいいんです。
これで表示したい/したくない広告の設定ができました。
最後に、デベロッパーが最も気になる実装方法について解説します。
実装方法についてはwikiがあるので、こちらを参考にしてください。
SDKをダウンロードしてビルドパスを通したら、まずは使う準備が完了です。
当然ですが、広告表示ですのでインターネット接続が必要です。
まずはインターネット接続のためのpermissionを追加します。
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />
そして、Button等を追加するのと同じように、Viewを追加してあげるだけです。
レイアウトファイルのXMLに書きこむ時はこんな感じ。
<com.ad_stir.AdstirView
media="メディアID"
spot="枠No"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content" />
Javaで書きこむ時はこんな感じ。
adstirView = new AdstirView(this, メディアID, 枠No);
layout.addView(adstirView, new LinearLayout.LayoutParams(LayoutParams.WRAP_CONTENT, LayoutParams.WRAP_CONTENT));
メディアIDは各アプリに振り当てられたユニークな文字列で、
枠Noは、広告を表示する為の配信枠の番号です。
詳しくはこちらに記載されています。
最後に、各アドネットワーク特有の特殊な設定を行います。
Manifest.xmlへ、次の文を追記します。
<activity android:name="com.google.ads.AdActivity"
android:configChanges="keyboard|keyboardHidden|orientation|screenLayout|uiMode|screenSize|smallestScreenSize"/>
<activity android:name="mediba.ad.sdk.android.openx.MasAdClickWebview" />
SDKを組み込む場合は、各アドネットワーク固有の設定を追記しなければなりませんので、
各アドネットワークの情報が変更された場合は、それに対応しなければなりません。
これだけで組み込みが終わりです。
非常に簡単に実装できたかと思います。
後は、accountから、集まった広告収入の振込先を入力するだけで完了です。
非常に設定は簡単でしたね!
ボクも導入を検討していますが、本当に導入するかは神のみぞ知るセカイって感じです。
昨年に続き、記事を書く貴重な機会を与えてくださった@@youten_redoさん、
本当にありがとうございます。
Techboosterを卒業して以来、まともな記事を書く機会がほとんどありませんでした。
(会社では議事録書きまくってますが)
Android Advent Calendarに参加されている皆さんが非常に素敵な記事を書かれています。
このような大変素晴らしい活動に2年連続で参加できたことに、とても嬉しく思っています。
今後とも、皆様よろしくお願い致します。
以上、Android Advent Calendar 12/19裏枠の【Adstirというサービス】でした!
Androidアプリ「ディズニー待ち時間」でおなじみのふるしんです。
twitterIDは @furusin_oriverです。
このエントリはAndroid Advent Calendarの12/19(水)裏記事のものです!
昨年は上記「ディズニー待ち時間」の開発秘話を記事にしましたね!
あれからもう、早くも1年
リリースから僅か1年でDL数は60万を超え、
546件の評価のうち420件と、
約77%の方々から5つ星を頂くという
大変嬉しいアプリへと成長しました。
※4つ星を含めると93%
(2012/12/19 20:30現在)
これはご協力いただいた皆々様のおかげだと思っています。
本当にありがとうございます。
近々、このアプリに関して大規模リリースを予定しています。
アプリの改修も含め、お楽しみにしていてください。
さてさて、本題です。
今日は面白い話を聞いてきました。
完全なるステマです本当に(ry
今日お話を聞いてきたのは、スマートフォン特化型広告配信SSP 「AdStir」です。
HPはこちら
AdStirとは、アプリ内の広告表示枠をコントロールして
広告配信のロスを最小限に抑え、より高い収益を得るための機能
だ、そうです。
世の中には、非常に多くのアドネットワーク※が存在します。
※アドネットワークとは、インターネット広告のうち、広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信するタイプの広告配信手法である。または、そこで形成されたネットワークのことである。
アドネットワークとは - IT用語辞典バイナリより
例えば、次のようなサービスがアドネットワークと呼ばれます。
- googleのAdmob、AdSence
- GREEのADLANTIS
- サイバーエージェントとDeNAのAmoAd
- motionBEATのAD-STA
- ファンコミュニケーションズのnend
- SPiREのadPapri
などなど。
googleのAdmob、AdSenceが有名どころでしょうか。
SPiREは頓智ドットと資本・業務提携しているようなので、
この界隈ではご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
本日は4番目のmotionBEATが提供するAdStirについてお話を聞いてきました。
これらのアドネットワークを制御し、
その時一番高い広告(ネットワーク)を表示することを
可能とするシステムが、AdStir(だそう)です。
AdStirと同じようなサービスで、他にも
等といったサービスがあります。
今日はお話を聞いてきたAdStirについて話を進めます。
HPはこちら
トップページもシンプルでオシャレですね!
と思いましたが、上に列挙した各種アドネットワークも
なかなか凝ったデザインのHPが多かった印象です。
そういった業界の流れなんでしょうかね。
まずはユーザ登録してみます。
登録画面はこんな感じ。
step2では、アプリの情報を入力します。
カテゴリが非常に少ないですね…
しょうがないので、「アート&エンターテイメント」で進めます。
(後で設定いじれました。バグかなぁ?)
情報を全て入力して登録すると、仮登録メールが送信されます。
そこら辺のWebサービスと同じような流れですね。
仮登録メールに記載されているURLから本登録を済ませると、
次のような画面が表示されます。
ここでは、表示するアドネットワークの優先順位(配信比率)を設定できます。
例えば
Admobだけを表示したい
という場合なら、Admobを99%にして、AD-STAを1%にします。
※2012/12/31まではAD-STAは必ず1%以上でなければなりません。
それ以降はサービスが終了するので考慮不要です。
海外ロケール端末の配信比率設定をするのチェックボックスに
チェックを入れることで、日本以外のロケールの端末に表示するアドネットワークの
比率を設定することも可能です。
広告種別選択
アプリに広告を表示している人が最も考えることは
エロ広告が表示されたら困る
ということではないでしょうか。
AdStirではエロ広告に関しても考慮されており、
広告の種別によって表示のOK/NGを設定できるようになっています。
デフォルトでは全てOKとなっていますが、表示したくない種別の広告を
手動でNGとすることが可能です。
ディズニー待ち時間は若い方がユーザの中心ですし、
夢の国に行ってまで政治や金融に関する広告なんて見たくないと思います。
(そもそも広告が邪魔だという声もありますが…)
例えば次の図のようなやつですね。
そういう場合は、政治や社会、金融をNGにすればいいんです。
これで表示したい/したくない広告の設定ができました。
実装方法
最後に、デベロッパーが最も気になる実装方法について解説します。
実装方法についてはwikiがあるので、こちらを参考にしてください。
SDKをダウンロードしてビルドパスを通したら、まずは使う準備が完了です。
当然ですが、広告表示ですのでインターネット接続が必要です。
まずはインターネット接続のためのpermissionを追加します。
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />
そして、Button等を追加するのと同じように、Viewを追加してあげるだけです。
レイアウトファイルのXMLに書きこむ時はこんな感じ。
<com.ad_stir.AdstirView
media="メディアID"
spot="枠No"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content" />
Javaで書きこむ時はこんな感じ。
adstirView = new AdstirView(this, メディアID, 枠No);
layout.addView(adstirView, new LinearLayout.LayoutParams(LayoutParams.WRAP_CONTENT, LayoutParams.WRAP_CONTENT));
メディアIDは各アプリに振り当てられたユニークな文字列で、
枠Noは、広告を表示する為の配信枠の番号です。
詳しくはこちらに記載されています。
最後に、各アドネットワーク特有の特殊な設定を行います。
Manifest.xmlへ、次の文を追記します。
Admobの場合
<activity android:name="com.google.ads.AdActivity"
android:configChanges="keyboard|keyboardHidden|orientation|screenLayout|uiMode|screenSize|smallestScreenSize"/>
mediba adの場合
<activity android:name="mediba.ad.sdk.android.openx.MasAdClickWebview" />
SDKを組み込む場合は、各アドネットワーク固有の設定を追記しなければなりませんので、
各アドネットワークの情報が変更された場合は、それに対応しなければなりません。
これだけで組み込みが終わりです。
非常に簡単に実装できたかと思います。
後は、accountから、集まった広告収入の振込先を入力するだけで完了です。
非常に設定は簡単でしたね!
ボクも導入を検討していますが、本当に導入するかは神のみぞ知るセカイって感じです。
最後に
昨年に続き、記事を書く貴重な機会を与えてくださった@@youten_redoさん、
本当にありがとうございます。
Techboosterを卒業して以来、まともな記事を書く機会がほとんどありませんでした。
(会社では議事録書きまくってますが)
Android Advent Calendarに参加されている皆さんが非常に素敵な記事を書かれています。
このような大変素晴らしい活動に2年連続で参加できたことに、とても嬉しく思っています。
今後とも、皆様よろしくお願い致します。
以上、Android Advent Calendar 12/19裏枠の【Adstirというサービス】でした!