数日前、初めて有料での公開講座の講師をしています。
講師2人で2時間半で1万円の講座でSDGsについて、不動産の商品企画の視点から話をしています。
私も1時間通して話をしていますが、プレゼンや講義と違った、1時間休み無しで話すは初めてで、前もって原稿は作りましたが、なかなか大変ですね。
今回SDGsの話をしながら、自分なりにたどり着いた考えが
『無意識の意識』
日本語にはどうも無いようですが、夏の暑い日差しの中でつい日陰を歩く、道路に段差があれば自然と足先を持ち上げる、小さな子供が倒れたら無意識に手を出す等
普段の生活の中でも、実は多くの行動があえて意識して行動するというより、無意識のうちに体が動いています。
これらは経験的に夏は日陰の方が涼しい
段差があればつまずく
子供が倒れると怪我をすることを経験的に知っているからです。
だからと言って普段からこれらを意識して行動しているかというと、決してそうではなく無意識の内に意識した行動になります。
SDGsには17の行動目標がありますが、17の目標を個々に意識するのではなく、社会や世界にどのような問題があって、どのような理由で人々が困っているのか、それらを知ること、そして問題を理解することが大切です。
何が問題で困っている人がいるのかを知らないと、何のための行動か、その行動の意味を理解できません。
SDGsの話の中でユニバーサルデザインの話をしたのですが、例えば車椅子の方がどのような行動をとるか、荷物を両手に持った人はどうか
建築家であればそれなりに、様々な行動を考え、意識していますが、図面を書く際にいちいち意識するというより、多くの問題や条件を無意識に考慮した計画をしています。
それらは多くの経験から産まれて来ます。
まずは問題を知ることからSDGsを意識して貰えばと思います。
そして無意識に自然と行動するような社会になればと望みます。
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