こんなとんでもない男を僕は知らなかった。




2011年~2020年の間に福岡県内で鍵の掛かっていないマンションに侵入し、窃盗、女性を暴行していたという。

元不動産会社の男は無職の原鉄平被告(38)。


被害者は全5名で、計7回起訴されている。

手口としては前職である不動産会社での経験を生かして共同玄関のオートロック暗証番号や鍵やカードキーの保管場所を覚えていたからだそうだ。


知り合いにバイト・会社員問わず様々な仕事をしてきた人間を知っている。彼は「俺はこれまで20職以上他業種を経験してきた。長く続いたものもあればすぐ辞めててしまったものもある。」と語った。

人生経験不足気味な僕からしたら単純に羨ましいと感じたが、その話を後の上司にしたら「ただ単に色んな仕事をしてそれが経験になると思うのは大間違いだ。就いた職をモノにしなければ何の意味も無い。」なんて一掃された。


原被告は現職時代、きちんと仕事をしていたことになる。原被告が適当にサボったり遊んだりしているような働きぶりであったのなら、今回の悲劇は起きなかったかもしれない。働きもせず一日プラプラしている人間ではなく、己の判断で仕事をこなせる知性を持っていた。


つまり問答無用に救いのない犯罪者である。

懲役23年は模範囚なら15年で出られる無期懲役より長いが、恐らく100%反省していない人間を閉じ込めるには妥当な年数と言えるのではないか。


また不動産会社の信頼を落とした点も見逃すことはできない。このような悪意を持った人間が不動産の道へ進んだ場合、最悪の場合家のスペアキーなども保管しているわけである。契約者の家に自由自在に出入りできる道理になってしまう。

人の住まいを管理する職業として、これからはもっときちんとした人間を選定をした上で社員を決めるよう努める必要があるのだろう(業界のブラック体質がそれを安易にさせないのは百も承知だが)。

もし泥棒に入られた場合、警察の捜査する選択肢に不動産関連が入る流れが定石となったら真面目に働いている側の方達はたまったものではない。

原被告の存在は不動産業界への警鐘と言えるだろう。



もう一つ不可解な点がある。

なぜかネットやテレビにも一切原被告に関する画像が無いのである。正直不思議で仕方ない。

こういう人間は更生する可能性は低いので、例え刑期が終わったとしても新たな女性が被害に遭う可能性は非常に高い。

尚更原被告は世間に顔を知られせておいた方がいいはずだ。



Yahoo!ニュースの画像だが、これが本人かは定かではない。

 

何かしらの力が働いているのか…。