東京都文京区の東京ドームシティアトラクションズで、コースターから羽村市の会社員倉野内史明さん(34)が転落し、死亡した事故で、安全確認の担当だった20代女性アルバイトが警視庁捜査1課の事情聴取に「手で必ずロック確認する指導は受けていない」と説明していることが3日、捜査関係者への取材で分かった。
女性バイトは「体格で乗車を断った経験はない」とも話しており、同課は東京ドームの指導体制や人員配置が不適切だったとみて調べる。
捜査関係者によると、女性バイトは同遊園地で約2年勤務し、コースターを任されて半年だった。
同社からロック確認をするよう定めたマニュアルを渡されていたが、具体的な方法は書かれておらず、事情聴取に「手で必ず全員のロックを確認する指導は受けていない」と話している。
客と安全バーにすき間があった場合のみ、手でロック確認し、「体格を理由に乗車を断った経験はない」と説明。着席時、大柄で体とバーが密着していた倉野内さんについて、ロックが利かず、乗車できないとの認識はなかったとみられる。
コースター運行に携わっていたほかのバイトも同様の証言をしている。(3日12時47分付、時事通信『「手でロック確認指導受けず」=体格で乗車拒否経験なし―コースター転落死でバイト』より抜粋)
これは最悪ですね。はっきりと聴取で「指導を受けていない」と言ってしまいましたからね。以前にも体格の大きい方が別のテーマパークの落下型アトラクションで転落死する事故が発生していますからね。ぜんぜん教訓が生かされていないことをまざまざと晒してしまいましたね。マニュアルは渡されたけれども大まかにしか書かれていないという、これでは緩慢だとしか言いようがないですね。
差別的かもしれませんが、安全を第一にロックが利かない人ははっきりと断るという指導を記さなければならなかったですね。