課題意識 | 大塚訓平の「命があればあとはかすり傷」                   (2009.6.20脊髄損傷Th-10)

大塚訓平の「命があればあとはかすり傷」                   (2009.6.20脊髄損傷Th-10)

栃木県宇都宮市で働く車いすの不動産会社社長ブログ。株式会社オーリアル 代表取締役 NPO法人アクセシブル・ラボ 理事長 大塚 訓平の超前向きな毎日を綴るブログです。

不動産業なので、しばしば法務局に行きますが、今日は嬉しい事が。


素敵なスロープが設置されてましたー!


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現在、宇都宮地方法務局は建て替えの為、一般駐車場が離れた場所になってしまい、そこには車いす対応の駐車区画が整備されていません。


そこで、法務局に事情を話し、どこか別の停められる場所がないかを尋ねると、緊急車両等の駐車場(裏口)に停めて良いことになり、法務局を訪れる時は、この駐車場を使わせてもらってました。


しかし、建物の入り口にはスロープはあるものの、二段階の急傾斜のスロープとなっており、いつも守衛さんにアシストして頂いてました。


5度目か6度目に訪れた際、守衛さんが「このスロープだと出入りしづらいですよね。」と一言。


恐らく、数名の守衛さんが課題意識をもって、上に話をあげてくれたのだと思います。


そして今日、いつもの守衛さんが、いつもよりも笑顔で待ってて下さり、スロープを指差し、「これでいかがでしょうか?」と。


本当に利用しやすい環境作りをする為には、そこで働く方や関わる方に、いかに課題意識をもってもらうかが大切だと思います。


だからこそ、僕は色んな所に出かけ、そういうシーンでご一緒した方に、意識を傾けて頂ける「きっかけ」をつくり続けたい。


「ハードのバリアをハートで解消する」事から始めて、意識が変われば、自然とハード面も整備していこうとなるのではないかと思います。


アプローチの仕方は色々ありますが、僕はこの切り口が好み。


法務局で80円の缶コーヒーを買って、帰ります。

なぜ、こんなに安いんだ(笑)

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