こんにちは、tsuboi design workshop 代表ツボイです。
うちが手掛ける個人住宅の6~7割はローコスト住宅です。
しかし、その内容に決してチープなものはなく、
素材の魅力を活かし、
よいものをよりお値打ちに、
と、建築に関わっていただけるみなさんの努力、ご協力のもと成り立っています。
素材の持つ質感を最大限に引き出すことによりつくられた空間は、
フェイクではない本物の味わいが感じられるものとなり、
それが住む人に心地好さを与えるのです。
まずはローコスト住宅に強い理由のひとつ目として、
うち+工務店(建築会社)でのケースをご紹介します。
設計事務所+工務店という家づくりは、
1番スタンダードなスタイルです。
通常はひとつの物件に対して、3社ほどの工務店に見積もりを依頼し、
その中から適切なところを選択していくのですが、
各社見積もりの仕方(表記の内容)が異なるので、
単純に金額を見ただけでは比較ができません。
例えば、木造住宅の材木のコストを比較する場合、
構造体となる材木と内装を作る材木を見積もりするにあたり、
A社は構造材、内装用の材木、大工さんの人件費と別で計上、
B社は構造材、大工さんの人件費(内装用の材木を含む)と計上、
こんな感じでの比較が見積書のあちこちで見受けられ、
それを紐解いていくところから見積もりチェック作業がはじまりますが、
なかなか難解なのです。
これを読み取るにはレアな建築工事費の相場情報が必須です。
あえて失礼な書き方をしちゃいますが、
あわよくば少しでも高い見積もりで決めたい建築業者は、
下げられることを予測して1番最初の見積もりはかなりふっかけてきます。
なので、
1回目の見積書のうち1番安いところで決めちゃいましょう!、
なんてことはやってはいけないんです!!
しかし、相手もその道のプロ。
きちんとした判断材料がなく、
見積もり交渉をしてもうまいことはぐらかされるのが落ちです。
そう、大事なのは、
レアな建築工事費の相場情報!!、なのです!!
この情報は日々建築に携わって凝視していないとわからないこと。
ホント、めまぐるしく変化しています。
おそらく多くの場合、こんな感じ契約してしまっているのではないでしょうか。
特に内容的に単純比較のできないハスウメーカーなどでは、、、
補足です。
ハウスメーカーのプラン内容には各社独自のものがありますが、
同時に融通が利かず、他社での単純比較ができません。
でも我々からすれば何てことない内容なのです。
是非、一度立ち止まって冷静に比較検討されることをオススメします。
ちょっと脱線してしまいましたが、
その①はこの辺で、、、